何か色々暗いこと考えてたら、部屋からマリクが出てきた。

「これでいいのか?」

うわ、似合う。 ねぇ何で似合うわけ? ねぇ何で私の服なのに私より似合うわけ? 悔しいんですけど!

でも学ランだったら似合わなかったかも。 つか学ランは私もちょっと・・・・・似合わないって。

ウチの高校ブレザーだから。 今の季節は上ワイシャツだけど。

・・・・・・畜生赤いネクタイが私より似合ってる。 青がよかったのにあと1年あとに生まれてれば青だったのに。

「ん、それでいいや」

上着を着なけりゃごく普通のありふれた制服。 ウチの学校だなんてバレやしない・・・だろう。

しかしサイズが合うとは思わなかったなぁ。 私より身長高いのに。

まぁ元から大きめだけどさ・・・・あ、よく見たらズボンが少しだけ短い。

「じゃ、行こうか」

「あぁ」

それにしても、記憶なくしてるとはいえこの闇マリクが(表ならまだしも)・・・・・・買い物とは。

あははー、何か笑えてきた。








3.周囲の視線









 「歩くにはちょっと遠いな・・・・デパートまではバスで行こっか」

「デパート・・・・?」


「うん」

つーかさ、今バス停に来るまでやけに周囲の視線が気になるんだけど。

え、何? いや確かにマリクは格好いいと思うよ? 女の子達から憧れの視線と私に対する嫉妬の視線が混じった微妙なのが来るのは分かるさ。

だからって・・・・・男からも同じような視線が来るんだよ。 何ですかお前等は同性愛者ですか。

「おい、

「ん?」

「クク・・・・周りからこういう目で見られるのも悪くねぇなァ・・・・・?」


「そうですね、たくさんの女の子達から憧れの目で見られるのは気分もいいでしょうねぇ」

くそっ、おかげでこっちは気分悪いよ。

「それだけじゃねぇ」

「は?」

「お前が傍にいると、他の男共から気持ちいい視線が送られてくるんでなァ・・・・」

ナンデスカそれは!!!


「男が好き・・・・・ってわけじゃないよな・・・・・・・・」

「はぁ?」

「いえいえ何でもございませんよ」

つ、ついていけねぇ・・・・・・・;






 「・・・・・・・着いた」

うー、視線が痛かった。 マジ痛かった!

「ここがデパートか?」

「ん、そうだけど」

さすがに混んでるな・・・・・・ふぅ。

昼飯は近場で食べるとして、晩飯の材料も買っとかないとだ。

「さて、まず何を買おうか・・・・・晩飯は最後でいいとして、まずは生活必需品か」

「しぇいかつ・・・・・?」

・・・・噛んだよ。 サ行噛んだよ・・・・・・・!!

「とりあえず服だよ、サイズ合わせないとなぁ・・・・・その制服ちょっと小さそうだし」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「服はこっちだよ」

マリクに似合う服かぁ・・・・・・・・・やっぱ黒かな。

白い服も似合いそうな気がしないでもないんだけど。 ワイシャツって白だけど似合うし。

原作でも確か最初表マリクの服着てたし。 ・・・・・あの黒い服とかマントとかはどこから用意したんだ? そこは知らない。

ま、いいや。

「えっと、サイズがこれくらいで・・・・・ちょっと当てるよ」

・・・・・うん、まぁいいサイズかな。

「ズボンはこれ・・・・と。 ちょっとこれ試着して」

「面倒くせぇなァ・・・・・」

まさか・・・・・着れないってことはないだろ、うん。





 「・・・・・おい」

「はい?」

「これはどうやって着るんだ?」

・・・・・・・・おーーーーい!!!


今お前が着てる制服の方がよっぽど着るの面倒くさいだろーが!!

ちょっ皆引いてるから、何言ってんだこいつ的な目で見られてるよ今度は!

「うー・・・・・前のボタン止めるだけじゃん・・・・」

「チッ・・・・・仕方ねぇなァ・・・・・・」

いや仕方ないって、仕方も何もダメだから(ぇ

「なら・・・・・・」

ん・・・・・ってうわぁっ!?

引 き ず り 込 ま れ た ! ! !

え、だ、誰も見てない・・・・ですよね・・・・・・・・・・・!?


「前のボタンだけでも止めてもらおうかァ?」

「うぅ・・・・・」

ほほほホントに誰も見てない・・・・・よ・・・・・・・な・・・・・・・・・・・??

「・・・・・あぁ・・・・・・・確かにちょっと固い」

「だろう?」

だからってこれくらい・・・・・・・・・・・・・・自分でやろうよ!

「・・・・・・できた」

「ほおう・・・・・まぁまぁだな」

まぁまぁって何だよ。

「・・・・・・・だが、服は2着じゃ足りねぇよなァ?」

「・・・・・自分で着てね☆」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

それにしても、自分で服も着ようとしないのかこの6歳児は。

えっと、外は・・・・・・っし、誰も見てない今がチャンス!

『バッ』


すいません、土足で入ってしまって・・・・・・全部マリクのせいです、ごめんなさい。

「とにかくあれと同じサイズかぁ・・・・・・・」

さすがに制服は今日限りだし、突然の大雨で洗濯物が・・・・・・・・ってこともあるし、2着じゃ足りないよなぁ。

上と下それぞれ4着は欲しいな。 それから・・・・・・・・下着とか、も・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さすがにそっちは試着いらない。 うん、いるもんか。

「・・・・・こんなもんかな・・・・・・・・・・・・・・・・・・おーい、マリクー」

「遅かったな」

「悪い。 ちょっとこれ着て、着心地悪かったら替える」

引きずり込まれることはなかった・・・・・よかった。











 「おい」

「ん、着心地悪いのあった?」

「・・・・別に、悪くねぇ」

「なら今まで着たの全部買うから」

元の制服を着てかったるそうにしてるマリクから服を受け取って、カゴに入れた。

ハンガーにきちんとかけるのも忘れない。

そのあとも・・・・・・まぁ、身に付けるものは揃えた。

「次は歯ブラシとかその他もろもろ」

「んなモン何でもいい」

「じゃ、必要だと思ったら勝手にこのカゴの中入れといて・・・・・あぁ、似たようなモンは買うなよ」

私は・・・・他にも晩飯のとかあるけど、1人で買えるか心配だし(マリクを何だと思ってる)、この近くでできる買い物でもしよう。

「えー・・・・・・ティッシュも少なかったっけなー・・・・・・・・・・・・・・ん??」

気がついたらマリクのまわりに人だかりが。

つか、マリクが歯ブラシ手に取ってるとこってウケる!

しかもさ、全部女の子なんだよこれが。 いいねー格好いい人は。

関わると何か痛い視線を感じるような気がするから離れとこうか・・・・・・・・



今 呼 ぶ か 


「これでいいのか?」

「え、あ・・・・・・・・ハイ」

ちょ、そこのお前等!! 『何こいつら』みたいな目で見るなーーーーーッ!!


「だったらさっさと行くぜ、どうもここは居心地悪いんでなァ」

・・・・・・・・さすがに群がられちゃうざったいだろうなぁ(酷






 ちなみに買い物全部終わらせて家に帰るまでずっと複数の人間の視線を感じました。

私が何したってんだよ!!

「クク・・・・楽しかったなァ」

「どこがだ」

はぁ・・・・・・・私ホントにこれからの生活心配だ・・・・・・・・・・・・・・


























 周囲からの羨みの視線と痛い視線










































































  

ビジュアル最高☆なカップルを書きたかった。 そんだけ。
これ書いた日(11/27:今日)にサイトの方も更新する予定だったけど明日吹奏楽部で音楽会に出るから朝7時に学校に着かなければならない。
あーもう10時半!? 早く寝ないと身長も伸びないZE☆(うざっ