「ねぇ、ホントに道でぶつかったの!?」


「あぁ、そんで弁当含むカバンの中身をぶちまけたわけだ」

「えー・・・・・・・」

「そうだとしても羨ましいわ」

ズボンなのをいいことにあぐらをかいて私は奈美子・千里と例の弁当を食べている(ぉぃ

中身がぐっちゃぐちゃじゃなくてよかったけどさ。

中学の時、演劇部で主役の子の代わりで舞台に上がったことはあったけど、何故かその時より緊張した・・・・・・

緊張っていうか、堅かったのか、動きが。

でもまぁ、ごまかせたから・・・・・・・・ごまかせたのか?

「でも、何であの人ウチの高校の制服着てたんだろう・・・・・・さっきは私服だったけど」


「う」


「もしかして転校生かなぁ・・・・・・・ううん、違うなぁ・・・・・・・ はどう思う?」

・・・・・・・・やっぱ制服着せるんじゃなかった。 父さんの服のままの方がよかったよ。

「あー・・・・・・・・美味い美味い」








5.変化する日常








 「マリク野郎!」


「うるせぇなァ・・・・・・・・」


家に帰ってまず叫んでみる。 『ただいまー』の代わり、みたいな・・・・・・・・・・

「弁当届けてくれたのは嬉しいよ? でもな、聞けば他人に危害加えるとこだったんだって!?」


「それがどうした?」

「普通に聞けばいいだろ普通に!」

「あァ?」

・・・・・・ダメだ、無駄だ。

「それに・・・・・・・・・・・何も学校にまで来なくても・・・・・・・・」


「何だ? 届けてやったってのになァ」

はぁ・・・・・・・・・・・・・・やっぱ私、マリクには弱いわ。

正体を知っているだけに(ぇ

いくら記憶なくしてるとはいえ、性格は変わらないわけだし。

「とにかく、その・・・・・・・・出かけるのは構わないけど、さ」

「ならいいだろ?」

「うー・・・・・・・」


もうやだもうやだ話にならん。 諦めよう。

「ところでさ、」

「何だ」

「今日はあれだ、学校に来たけどさ・・・・・・明日から私が学校に行ってる時、マリクは何すんの?」

「・・・・・・・明日にでも考える」

考えて終わりそうな気がするのは私だけだろうか・・・・・・・











 「・・・・・おい」

「んぁ?」

「どこへ行くつもりだ?」

「どこって買い物に」

晩飯の。

「えっ何マリクも行くわけ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

行くのか行かないのかはっきりしろよ、オイ。

でも私の腕は掴まれたままで・・・・・・って痛い痛い痛い!!

「ったぁ、何すんの!?」


「俺も行くぜぇ」

だからそれを先に言えーーーーーーッ!!


「い・・・・・・行くなら行くでいいから離してよ・・・・・・・・・」

他人のふりしないとなぁ・・・・・・・・・噂立つとアレだし。

・・・・・・・・・・あ、でも要するに私だってバレなきゃいいんだよな?

「ちょっと着替えてくるから」

「・・・・・・・・あぁ」

えっと、髪結んで帽子被って・・・・・・・ちょっとだけ服装変えればバレやしないさ、うん。






 ・・・・・結局、髪は下の方で2つ結びにして、普通の帽子深めに被って、ちょっと嫌だったけどワンピースを着てみた。

母さんが昔着てたらしいよ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「何その目は」

「・・・・・何でもねぇよ」

これでパッと見私とは分かるまい! ハハハハハ!!(壊


・・・・・・・・・何か私マリクに似てきたかも。

「んじゃ、前のデパート・・・・・・・・は置いといて、スーパー行こうか」

「あぁ」

・・・・・何か・・・・・・・前から思ってたけど、私はお前の母さんか?









 「えーっと・・・・・・・・・・今日は肉うどんでも作ろうかな」

「・・・・・・・・・・(ぴくっ)」


ん、反応した。

「きしゃま・・・・・・・・・・」

「何、肉嫌いだった?」

表の方は嫌いっぽいけどこっちのマリクは好きそうだなーって思ったんだけど。

「・・・・・肉は入れるんじゃねぇ」

「肉うどんから肉を取ったら何が残るんだよ。 ただのうどんじゃんかよ」

「しょれでいい」

仕方ない・・・・・・・・山菜うどんにしよう。

・・・・2回目だがホントに私はお前の母さんか??




 それにしても、元の服に出来るだけ雰囲気似せて服選んだはずなんだけど・・・・・・・・・

なーんか違和感がある。 な、何故だ! ありえないぃ(ぉぃ

そんな爽やか系の服じゃないのに! 何か笑える!!

・・・・・・・・・・そうだ、パック持ってるのが笑えるんだ。

「?・・・・・・・何にやけてんだァ?」

「いや何でも」

ダメだマジ笑える、あのマリクがパックを手にとって眺めてるそして(勝手に)カゴの中に入れてるよ!!(肉じゃないよ


・・・・・・・・・・仕方ない、うどんは明日だ。

あれ、何か私マリクと会ってから『仕方ない』とかよく使ってる?

あれれ気付いたら何か『何か』とかも・・・・って今も使ってたァァァァ!!!
















 「はぁ・・・・・・・・何か、予想以上に疲れた」

あぁぁ今も『何か』使ってたよオイ。

それにしても、マリクの記憶はいつ戻るんだろ?

「マリクってさ」

「あァ?」

「その・・・・・・・元いたところに帰りたいとか、記憶を取り戻したいとか、思うことあるわけ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


・・・・・・・・あれ、認めたくないけど今のマリク、何か綺麗・・・・って何考えてんだ私は!

「しょうだな・・・・・・・・・」

おい今のでさっきまでのシリアスな雰囲気が台無しになったぞ。

「今は特に思ってねぇな」

「ふーん・・・・・・・・・」





 ・・・・・・・・・何で私、少しホッとしてるんだろ。

何で、あのマリクが時々少し優しく見えるんだろ。

「マリク・・・・・・・・」

「・・・・・・何だよ」

「・・・・・・・・・・何でも、ないや」


・・・・・・・あぁ、きっと私、淋しかったのか。

今まで、1人でも淋しくないって、思ってたのに・・・・・・・・


「ただ、マリクが来て私も変わったんじゃないかって思っただけだよ」

「・・・・・・・・・・・・・」

・・・・・何言ってんだ、私は?



























  変化していく日常、変わっていく自分






































































  

後半シリアスっぽいですが面倒くさいので全体的にギャグってことで(ぉぃ
明日から学校始まるので半ば無理やり書きました。 短めかも。
結構タイトルに苦労・・・・・・ あと早く甘くしたい!