『
は男子で誰かにチョコとかあげたりするの?』
と杏子に言われたけどはっきり答えずに帰ってきました。
そう、もうすぐバレンタインデー。 女の私も毎年何故かチョコをたくさん貰ってしまう!
あの、いくら私が甘党だからって甘ったるすぎるのはちょっとアレなんですけど。
「チョコ、か・・・・・・・・」
あげたい相手はいる。 だけど、それを杏子に教えることはできない。
だって、その相手は、遊戯達の中ではもう、『いない』ことになってるんだ。
「・・・・・・・・マリク」
何故かいてもたってもいられなくなって、帰り道を急いだ。
・・・・・・・・何でだろ?
あまいあまい、日
「っは・・・・・ただいま!!」
「・・・・・・・・・・・どうしたァ?」
全力疾走したら、途中から走ってきたのにいつもよりかなり早く着いた。 自分でもビックリ!
「何だ、俺の顔が見たくて早く帰ってきたってのかァ? クク、嬉しいねぇ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
強ち違くはないけどさ・・・・・・うん。
「あのさ、マリクって甘いものとか平気なわけ?」
「ん? ・・・・・・・お前が作ったモンなら喰ってやってもいいぜぇ」
「肉料理は?」
「きしゃま死にてぇのか」
「すいません」
やっぱ肉は例外なんだ。
「いきなり何だァ?」
「あー、チョコいるかなーって」
父さんとかには毎年あげてるけどさ・・・・・・その、マリクには違う意味で・・・・・・・・
「チョコだぁ?」
「ん、チョコ」
・・・・・ま、こいつ意味分かってないだろうからいっか。
でもそれじゃ意味ないような・・・・うぅ。
「もうすぐバレンタインだろ?」
「ばれんたいん?」
「世間じゃ2月14日のことをそう呼ぶ」
だよな? そうだよな!?
「で、本来・・・・女が男にチョコをあげる日な」
「・・・・・・・・・・」
「まぁ・・・・私も何故か毎年いっぱいもらうんだけどさ・・・・・・・・」
「
がかァ?」
うん、おかしいだろうね。 男がもらうモンだもん。
最近じゃ友チョコとかもあるんだけど、それは交換するモンじゃん? だから、こっちからも全員に渡すわけにもいかなくて困ってんだよね・・・
「とにかく、いるならあげるよ?」
「・・・・仕方ねぇなァ」
いるってことか? 意味分かってて言ってんのかな・・・・・・・・・
まぁいいや。
「ま、とりあえず楽しみに・・・・しなくていいや」
ビターチョコとかどんな感じなのかよくわかんないし・・・・・・・親子共々甘党だからw
2月13日。
「杏子もやっぱ手作り?」
「うん、まぁね・・・・・
ほど美味しくはないだろうけど・・・・・・・」
「そんなことないって!」
「ありがと、それより
は?」
「今日作るよ」
今の私達と同じように、女子はやっぱり盛り上がってる。 男子も今から落ち着けないみたいだ・・・・・
特にこっちを見てる男子が多い。 あー杏子のチョコが欲しいのか(自分もだということに気付かない)
杏子は遊戯と城之内、あと本田と御伽にもあげるとかなんとか言ってたような。 誰が本命とやらで誰が義理なのか知らないけど。
「ちゃんと杏子の分もあるよ」
「うん、こっちもちゃんと
の分あるからね!」
杏子とはチョコを交換する予定。
「じゃ、また明日」
「じゃぁね!」
さて、忙しい忙しいっと・・・・・・・・・
「何作ってんだァ?」
「何ってチョコ溶かしてんの、あーガナッシュガナッシュ・・・・っと」
味見。 んー、ビターってこんなモンでいいのかなー・・・・・
「ばれんたいんってヤツかァ?」
「まぁ、ね」
ハートの型・・・・・・はちょっとアレだからやめよう。
「明日にはできてると思うけど、私が帰ってくるまで食べないでよ? 明日は早く帰ってくるから」
「あぁ」
「これ型に溶かし込んで冷蔵庫に入れたら、晩飯作るよ」
あ・・・・・余ったやつどうしよっかなー・・・・・・・・
「おい」
「ん?」
「あれは何だ?」
「あぁ、余ったチョコ」
何か多めになっちゃってさ・・・・・・・自分で食べる分は毎年困ってないし(笑)他にあげる人なんていないし。
「・・・・・・・・・・」
「・・・・な、何やってんの!?」
この人とろとろのチョコを指にとった! 舐めた! つまみ食い!
「食うかァ?」
「い、いい・・・・あっ」
「遠慮するな」
いや遠慮するから普通!! つかやめろー!!
「はふ、はひふく・・・・んっ」
「・・・・・おいおい、噛むなよ・・・・・・・」
「んくっ・・・ごめん・・・けどマリクが悪い」
できたてのって結構熱いんだぞ!
しかもまた指にチョコつけてるし!(3歩下がる
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『ぺちゃ・・・・』
「なっ!」
ちょ、塗らないで! お願いだからチョコ塗らないで!(私の頬に)
「・・・クク・・・・」
「あ・・・・・・やあああああああッ!!」
『ドンッ!!』
「ぐあッ!?」
え・・・・・・・私・・・・・今・・・・マリク飛ばした?(汗
「痛い痛い・・・・・・」
「な、何もったいないことしてんの!?」
「だから俺が今な「それ以上言・う・な!!」
畜生、今日の晩飯は肉ばっかにしてやる!
翌日。
「できてるかなー・・・・・・ん、オッケ」
えーっとこっちが持ってく分かな。
「・・・もう行くのか?」
「あぁ、今日は早く行かないと・・・・・・・」
・・・・・・・・・今日は何か行き辛いな。 マリクが『行くな』って目で訴えてるような気がする・・・・・・
「今日は早く帰ってこれるから・・・・お昼は普通にね、じゃぁ行って来ます」
「・・・・あぁ・・・・・」
・・・・・・・・・そんな目で見るな・・・・・・
昼休み、杏子達と教室にいる。
「チョコ持ってきたよ〜」
「ま、まさかオレにか、
!?」
「城之内なんかにあげるわけないじゃない、ね〜?」
「はは・・・・」
落ち込んでる城之内をちょっとかわゆいと思ってしまったのは内緒ってことで。
「うぅ・・・・チョコ・・・・・・なぁ
、そのチョコの山から1つでいいからくれよ」
「はぁ・・・・・・・・・・ほら、」
小さなラッピングの袋に入った、小さい箱。 中には私の作ったチョコ1つ。
「こんなこともあろうかと余分に・・・(マリクが見事に無駄にしてほとんど残ってなかったけど)」
「マジ!?」
「義理だけどね(早口」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
まぁそんなことは置いとこう。
「それより
、今日学校終わったらどこか行かない?」
「あ、ごめん・・・・・今日は、早く帰らないと」
怖いから。
「そっか・・・・・・じゃ、また今度ね」
「ん、あぁ」
よかった、理由聞かれなくて・・・・・・・
「たっだいまー」
「・・・・・・・・・・・・・」
「た・だ・い・ま!」
「・・・・・・・・・・・・・・遅ぇよ」
「・・・・・すいません」
冷蔵庫の中は・・・・・・手付かず。 よしマリクよくやった!
「今出すから、待ってて」
「・・・・あぁ」
どうしたんだろ。 何か不機嫌だなぁ・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・貴様、」
「ん?」
「まだ作っていたチョコとやらはどこへやった?」
「へ、あ、んと・・・・・・学校に持ってったけど」
食べたかったのか? 食い意地はってるなおい。
「確か・・・・今日は女が好きな奴にチョコとやらを渡す日らしいな」
「ほぇ?」
「俺以外の誰かに渡したんじゃねぇだろうなァ・・・?」
ちょ、怖い、怖いって、ちょっとぉぉぉ!!
「誰にだ、言いやがれ」
「ち、違う! えっと、最近は・・・・と、友達にも渡す日でもあるんだよ!?」
「・・・・・・・・何?」
「友チョコとか義理チョコとか! 聞いたこと・・・・ないか」
またテレビ見て色々学んだ?んだろうな・・・・・・はぁ。
「だから、渡したのは女の子だから・・・・・(城之内にも渡したなんて知れたら殺される・・・・城之内が)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「その・・・・ね、私が、好き、なのは、その・・・マリクしか、いないから・・・・っ・・・・・だから、これ・・・マリクにあげる」
「・・・・・・・ほおう」
・・・・・・・・・・恥ずかしい(泣
「すぐに・・・・・・・で、いいよね? 箱とかいらないよね?」
「どうでもいい、早く食わせろ」
どうでもいいっておま・・・・・・・まぁいいや。
「・・・・・・・・・(はむっ」
「どう?」
「・・・・・・・甘い」
「そりゃチョコだから」
ビターとか私知らないし? ビター嫌いだからね私。 苦いのダメだからね私。
「・・・・・しゃぁて」
「?」
噛んだよね今噛んだよね!?
「口直しに今度はお前を頂くとしゅるか」
「へ・・・・ま、不味かった!?」
「・・いや、美味かったぜぇ」
「だったら何故に・・・・・ってやめろー!」
「確か材料の残りがあったよなァ? 溶かすぞ」
・・・・・・・・・・・・・・・・(昨日のことを思い出す
「やだーーーー!!」
「チッ・・・・・・大人しくしてろ」
バレンタインゴレンダァ! 元々短編企画だったからお題ページには直接載せられないorz(クッキーとかの問題)
また作り直すのも面倒だし。 というわけで正確にはこれお題夢なわけです。
途中で大事な何かを見失ってしまった。 でも何とか土曜日に完成。 よかったあ・・・・
つか私はテスト期間に何やってんの? テスト火曜日と水曜日なのに。 歴史のワークやってないのに。
さすがに受験の時は更新停止だろうとは思ったけど・・・・・・怪しい・・・・・・・;
ちなみにマリクは、自分の身体を持ってちゃっかり戻ってきちゃったみたいな感じです。 最終回後に。
王様も帰ってきてないしましてや敵ってことで気まずくて
さんはマリクを隠してます。 童実野設定はこんな感じ。