「にしても転校か、また微妙な時期に」

「はぁ・・・・・」

「まぁ、5月っていうのは珍しいかも」

・・・・・・神様、どうせなら春休みの間にしてくださいよトリップするのは。


ってか、マジで私トリップとかしちゃったわけ?

「相当急だったんですね、仕事」

「え、あ、・・・・まぁ」


でも・・・・・あのまま落ちてたら、って考えるとこっちの方がよかったのかも。

あの怖さは今でも思い出せ・・・・・・・あれ? よく思い出せない。

「どうした? ボーっとして」

「あ、はい!」


「いや、そこで返事をされても・・・・・・」








2.新しい生活









 「そういえば、自己紹介がまだだったね。 俺は3年の佐伯虎次郎、よろしく」

「あ、どうも。 私はといいます、2年生やってます」

「やってます? 変な言い方だな。 まぁいい、俺は黒羽春風、3年だ」

「サエさん、バネさん! 僕達にも自己紹介させてくださいよ!」

サエさん・・・バネさん? あだ名かな。

「春風・・・・バネさん・・・・・スプリング?」


「「「・・・・・・・はい?」」」


・・・・え、何。 シラけた?


「プッ・・・お前、ダジャレの才能あるんじゃないか?」

「は、はぁ・・・・」

自分で言っといて恥ずかしくなってきた。

バネさん(?)が何か言いたげなのは多分気のせい。

「お前、俺と同い年だな。 俺は天根ヒカル」

「あ、僕は1年の葵剣太郎っていいます! よろしくお願いします!」

「あ、うん。 よろしく」

とにかく、この状況はまずい、のかな?

話を合わせるにも限界あるし、嘘だってすぐにバレちゃうよ。

何か話が大きくなってくる気もするし・・・・・・








 「あ、もうすぐ下校時間だね」

「へ?」

「何、もうそんな時間か・・・早いな」

え、もしかして今昼休みじゃなくて・・・・部活の終了時間?

それにしては明るいんだけど。 ってか・・・・時計見たら3時。

「今日は授業が午前で終わりなんだ。 俺達は部活があったんだけどね」

「・・・・あ、なるほど」

弁当持ちなのかな。 大変だなぁ・・・・

「午前上がりでごぜんなさい・・・・・プッ」


「くだらねぇんだよダビデ!!」


「どわっ」


「ぷっ・・・あはははは」


ダジャレも面白い。 そしてその後の突っ込みも面白い。 ・・・・・・凄まじいけれども。

「・・・・・・・なぁ、


「あ、はい?」

「こいつのダジャレ・・・・・そんなに面白いか?」

「え、面白いと思いますけど」

チラリと天根さん(ダビデって呼ばれてるけどこれもあだ名?)を見てみた。

頭をさすりながらこっちを驚いたみたいに見てる。

「・・・本当に面白いのか?」

「ん、面白い」

「・・・・・・そう言ってくれたのは、お前が初めてだ」

「え、うっそぉ」

んー、確かに何か嬉しそうに見える。 ホントなのかな・・・・・・でも、まっさかぁ。

「一度はウケられたことくらいあるっしょ?」

「いや、ない」

「・・・・・・・・」


・・・・私がおかしいのか?

「・・・あー、とにかく、門も閉まっちまうからお前も今日は帰れ」

「あ、分かりま・・・・・ってえぇっ!?

「うわっ・・・・何だ、まだ用事あんのか?」

「いいいいえ! 何でもないです!」


いや、帰れって・・・・・どこに??


















 ・・・・・とにかく、何やかんやで校門まで来てしまった。

えー・・・・とりあえず・・・・・・どこに行こう。


ここは・・・・京都に帰るべきか。 お金はあることはあるし。

『ビュッ』


「っ・・・・」

突然、風が吹いた。

あの時とは違って、前から吹きつけてくる・・・・・と思ったら。

「わわっ」

顔に何か飛んできた。 紙?

「えーっと・・・・・『様』・・・って私?」

下の方には地図、そして『1501』って書いてある。 何だ、これ。

とにかく私に宛てられたものなら、行ってみよっかな。

・・・・何か、怪しい気もするけど。










 「・・・・うっひゃー」


六角中からそれほど遠くないところに建つ、何てーか、見るからに高級そうなマンション。

『スターシア』なんて立派な名前の。 ってかスターシアって何だ。

とにかく、ここで間違いない、はず・・・・・・

あ、でもこういうとこってセキュリティしっかりしてるんだよね。 どうしよう。

「どうかしました?」

「わっ・・・・」

ビックリした・・・・・わ、綺麗な人。

「えっと、あのっ・・・・・」

『ヒラリ』


「・・・・あら」

あ、さっきの紙切れ。

「・・・・・あぁ、あなたがさん?」

「あっ・・・・はい、そうです」

「まぁ、そうなの。 私はここの管理をやってる秋野っていうの、よろしくね」

「はい、よろしくお願いします・・・」

ぎゃー、笑顔が眩C〜。


何か、きらきらしてるよ。 やっべー上品すぎる。

「部屋はちゃんと用意してあるわ、ついてきて」

「え、あ、はいっ」

部屋・・・・・・私の部屋!?

それって、このマンションの一室ってことですか・・・・?































  ちょっと嬉しく思ったけどすぐその考えを振り払った









































































  

第2話ですー。 区切りが悪すぎる。
スターシアは、『スペーシア』というマンションがあったのでちょっとパk(止
そのあと同じ名前の栄養ドリンクだか何だかの箱を見つけましたが。
スペーシアX・・・・あれ、Xだっけ?
スターシア・・・・スターは分かるけどその後に何故『シア』がつくのだろう。
一応六角の学区内です。 公立ですからね、六角は。
海の見えるマンションっていいよね。