「シャーベット」

「? 何だ?」

ハンペンを抱きながら私は言った。

「これからどこに行くんだ?」

「・・・・さぁな」

「それが1番困る」

シャーベットの隣で、私は溜息をついた。

どこかへ向かってるのは分かるけど。

「・・・・・・シャーベット」

「?」

「何処へでもいいから、私を連れていってくれ」

「・・・・あぁ」

シャーベットは笑ってくれた。

日は暮れかかっている。