「おい、デュエルしようぜ!」

全ては城之内の一言から始まった。

「デュエル? なんでまた」

「今日のおごり役決定戦だよ」

「・・・・・んなことだと思った」

遊戯は杏子と『プレゼントを買いに行く』とかで買い物に行くらしい。

「いいよ、やろう」

「よっしゃぁ!!」

「でもおごるだけじゃつまんないし、何か罰ゲーム追加しようよ」

「お、いいな」

そうして、休み時間の教室でデュエルが始まった・・・・・・・・・


 「スケープゴートかぁ・・・・・・・・」

「どうだ!」

「でも私の場のモンスターに全部やられちゃうよね」

「・・・・・・・・・・・・」

「更に装備魔法の効果で私のもけもけは攻撃力が守備力を上回ってる分だけ相手プレイヤーにダメージだよ」

「・・・・・・・・でもそれじゃオレのLPは0にできないぜ?」

だが彼女の表情は笑っている。 ついに高笑いを始めた。

「ハハハハハ!! ざーんねん」

「なっ・・・・・・・」

「ゾルガを生け贄にモンスターを召喚することで私のLPは回復!」

「そ、それがどうしたんだよ」

この時城之内は気付く。

彼女のフィールドにある魔法カード、それは・・・・・・

「『怒れるもけもけ』の効果でもけもけの攻撃力は3000! いっけー☆」

「ハハハ、残念だったな! 罠だ!!」

「え・・・・・・・そんなぁぁぁぁ」

 それから城之内の大逆転により、城之内の勝利。

「お、おごんなきゃ・・・・・・・うぅ」

「それと、罰ゲームだぜ」


『ちゅっ』


その瞬間を誰も見てはいなかったが、確かに。

「あっ・・・・・」

「もっかいしてくれるんだったら、チャラでいいぜ!」


 未だに頬を赤くしている彼女だけが、取り残された。