「知ってるか? 『したでなめる』って威力的には全然効かないんだよ」

「へー」

「いや『へー』じゃなくて・・・・・もういい加減それやめろっての。 ヘビじゃあるまいし」

「ヘビっつーと、アーボックとかハブネークとか? 確かにあいつらも使えるよな」

つーかさ、トレーナーに向かって技を使うポケモンってどうよ。

何でゲンガーになってまでこんなの覚えてるのかも疑問だが。

「私には尚更効かないと思うけど。 私タイプで例えたらきっとノーマルだと思う」

「そのわりにはいつも俺にパンチとかかましてる気がすっけど」

「あれは雷パンチだとでも思っとけ」

・・・・・えー・・・・何されてるかというと・・・・リアルに顔を舌でなめられてます。

私の顔にクリームがついたんだけど、こいつ調子に乗って。 何でこんな色んな意味でベタベタしなきゃなんねーんだこの野郎。

「・・・・・顔は違うのか・・・・・」

「違うって何」

「いや、俺等でいう『急所』って奴?」

「あっそう」

どうでもいいが私は忙しいんだ。 さっさと解放してもらいたい。

「んーじゃぁ我慢してたけどこことか・・・・・」

「っ!?」

「あと・・・ここも弱そうな感じする」

「〜〜〜っ!?」

ちょ、や、くすぐっ・・・・ぐはっ

 湿った唇と首筋。