向こうの方が、騒がしい。
「あそこか・・・・・!」
煙もあがっている・・・・・くっ、無事ならいいが・・・・・・・もし薬がダメになってしまったら・・・・
「・・・・・マニューラ!」
邪魔な木は全部切り倒す。 1秒でも早く着くために・・・・!
「シンジは見つかったか!?」
「ううん・・・・全然」
「! サトシ、あれを見るんだ!」
タケシが指差した先には・・・倒れた木?
「これは・・・・ポケモンの技によるものだな」
「ということは・・・・・・」
「あ、見て! 煙が・・・・」
シンジは、ここを通っていった。
「急げ!!」
オレだって・・・・・あいつを助けたい。
「くっ・・・・・・!?」
やっと開けた場所に着いた、だが・・・・・・・
「ちょっとぉ〜、食料なんてないじゃないの!」
「おかしいなぁ・・・・・・」
「お前達・・・・ッ!!」
前にも見たことがある・・・・・・・使えない奴等だ。
「・・・・・・車を襲ったのはお前達か?」
「ん・・・・・・・げっ」
「いつかの失礼な奴!!」
「・・・・・どうやら、そのようだな」
だが、こいつらの相手をしている暇は、はっきりいってない。
今は薬を探しだし、ポケモンセンターへ戻る方が先だ。
「や、やっと着いた・・・・・シンジ!!」
「・・・・・・お前・・・・・・」
・・・・・面倒な奴等が来た。
「じゃ、ジャリボーイ!!」
「よし、この新しいメカの餌食にしてやる!!」
「そう簡単にいくかよ!」
「・・・・・・・・・・・・・」
それにしても、何でこいつらが・・・・・
「シンジ! 話は聞いてる。 お前は早く薬を探せ! ここはオレ達に任せろ!!」
「・・・・・言われなくてもそうするつもりだ」
・・・・・だが、感謝はしておこう。
「ちょっと、まだ食料とってないのに触んないでよ!!」
「・・・・1つ言っておくが、この車は食料など運んでいない」
「何だとっ!?」
薬は・・・・これか!
箱にあいつの名前が書いてあるから、間違いはない。
「シンジ、早く!」
「分かっている!!」
頼む、間に合え・・・・!
「ッ・・・・・・はぁ、はぁ・・・・・・・・・」
あいつは・・・・・・・・
「んくっ・・・・・・・シン、ジ・・・・・・・?」
「大丈夫か!?」
「シン・・・・・ジ・・・・っはぁ、・・・苦し・・・・・・い・・・・・・」
「安心しろ、これで治る!」
だが、このままでは・・・・・・・こいつは・・・・・・・・・
「飲めないなら、飲ませてやる・・・・ッ!!」
「う・・・・・・・・っ」
「・・・・・・・ 」
「・・・・・・・・ん・・・・・・・・」
どうやら、熱は下がったようだ。 よく寝ている。
こいつのこんな寝顔を見たのは、久しぶりだな。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・眠い・・・・・・・・・・
「ジョーイさん!」
「しっ・・・・・・」
「?」
静かにしろ、ってことだよな?
「大丈夫よ、あの子なら」
そう言ってジョーイさんは扉を開けてくれた。 その先には・・・・・・・
「・・・・・シンジの奴・・・・・・ふふっ」
穏やかに眠ってるあいつと、その近くで安心して寝ちまったのか、シンジがいた。
翌日。
「・・・・・・・・・・・・ん・・・」
「 」
「・・・・・・あ、おはよう・・・・・シンジ」
すっかり元気になって、起き上がっている。 念のため今日1日休むことにしたが。
「・・・・・・・・・あの、」
「?」
「・・・・ありがと、シンジ」
「・・・・・・・・・チッ」
『ぎゅっ』
思わず、思い切り、キツく、抱き締めた。
身体はまだ弱っているということは分かっているが・・・・・・耐えられなかった。
「・・・・もう、無理はさせない」
「え・・・・・・・」
「お前はオレの傍にいろ。 それだけで充分だ」
「・・・・・・・・・」
驚いているような顔をしていたが、しばらくすると突然泣き出して抱きついてきた。
「お、おい・・・・・・」
「シンジ・・・・・シンジ・・・・・ッ!!」
「・・・・・仕方のない奴だ」
元々離す気などないが・・・・・もう少し、こうしててやるか。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・そんな顔、するな」
昨日・・・・の、時より軽く。 触れるだけなら、大丈夫だろう。
「目をつぶってみろ」
「・・・・・・・うん」
「あの、ジョーイさん」
「あら・・・・何かしら、サトシくん」
「出発する前に様子を見に来たんですけど・・・・・・」
「そうなの? ・・・・・でも、今はダメよ」
「??」
後日・・・・・・・
「そういえば、俺・・・薬飲んだっけ? 思い出せない」
「!! ・・・・・・・・・・わ、忘れろ!」
「何赤くなってんだか・・・・・・・・・・」
全ては君のために。