『ダメ! 行っちゃダメ、クユリ!!』

クユリ。

彼女が最も大切にしていたポケモンだった。

だが、今はもういない・・・・・・・・

『ご主人様・・・・・・私、大丈夫ですから』

ロコンの♀だった。

 ある時、キュウコンを集めて他に売ろうとする組織が、『ロコン狩り』を始めた。

中でもクユリはロコンの時から他より優れていた。

そして、私達は追っ手に追われ続けた・・・・・・・・・・

最初はトレーナーである彼女の腕で何とか追い返すことはできた。

だが、奴等はついに彼女を人質にとり、クユリを条件とした。

モンスターボールを投げることさえできないよう、手は縛られていた。

そして、全てのモンスターボールを奪われた。

全て彼女が新しく育てていたポケモン達だったのも知らず、奴等は『リーグ入りをしたポケモン』と高く売れると言っていた。

私はその日、彼女の帰りを待っていた。

だが帰りが遅いので様子を見に行っていたら、既に彼女は奴等に捕まっていた。

・・・・・・・・・彼女を人質にとられ、どうすることもできなかった。

そして、クユリは・・・・・・・・・

奴等の元に行き彼女を私のもとへ逃がした後、


『さようなら』

そう言って駆け出した。