「・・・・・・マリク」

「あァ?」

「・・・・・・いい加減起きたい」

「嫌だね」

ちょっと昼寝のつもりだったんだよ。 嘘じゃない。

それが今どうなってると思う? マリクが私の身体を離してくれないんだよ。

「晩飯・・・・・・・・」

「買いに行きてぇってか?」

「あぁ」

・・・・・ついてくるのかな。

「だったらしょの前に・・・・・俺が今食いたいと思っているモンを当ててみな」

「・・・・普通に言えばいいのに」

「外したら食わせてもらうぜぇ・・・・・・」

「はいはい・・・えーっと、コシャリ?」

・・・・・・・・・あれ、何だろうこの沈黙。

いや、外したハズがない。 だってマリクは無類のコシャリ好き・・・・・・・

「おい」

「は、はい?」

「クク・・・・約束通り、食わせてもらうぜぇ」

「え・・・・・んっ」

いきなり額に何か柔らかいものが・・・・・・・・・・・・

「結局・・・・・何が欲しいわけ?」

「欲しい、か・・・・分からねぇのか?」

「うん、全然」

「なら言ってやろう・・・・・・お前だ」

 

 「・・・・・・・・・・・・マリク」

「何だ?」

「・・・・・肉、嫌いじゃなかったっけ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 無自覚のうちに彼女は助かったようです。