「社長ー!」

「何だ」

「綺麗にラッピングされたプレゼントが大量に届きました! 中身は何だろうね、カッターとか?」

「・・・・・・・馬鹿か貴様」

しっつれいなー。 これでもあんたより学力は上だ!

「今日が何の日か、貴様も知っているだろう」

「・・・・・・・あ、バレンタイン? そっかー便利だね、会社宛てに送れば社長に届くとか」

「ふぅん・・・・その辺に置いておけ」

「・・・って言われてもかなりの量があるからこの部屋いっぱいになっちまうかと」

「なら、丁度今空いている部屋がある。 そこに運んでおけ」

・・・・・・・1人で? あの量を?

「無理。 時間かかる」

「力仕事は得意ではなかったのか?」

「だって、重さは心配ないけど体積あるもん、あれ」

「・・・・・・・・・・」

あ、社長が電話かけた。

「磯野か? 俺だ。 届いた荷物を全て第3会議室へ運んでおけ」

『ピッ』

「うわ、権力」

磯野さんかわいそー。

「・・・・・・・それより、貴様はないのか」

「ん?」

「バレンタインとやらのチョコレートだ」

「あー・・・・1時間待ってくれるなら今から」

「・・・・それは、用意していなかったということだな?」

う・・・・仕方ないじゃないかこっちは日ごろの激務で日にちなんて気にする暇ないんだよー!

「ホント、1時間で何とかするから。 材料あるし」

「ふぅん・・・その代わり、万が一味が悪かったら・・・分かっているんだろうな?」

「はーい、命かけて作りまーす」

「命だと? ふぅん、くだらん」

ひ、人の命をくだらんとか! まぁ冗談だけど。

「不味かったらチョコレートとは別のものを貰う。 いいな?」

「へいへい、期待しててー」

材料がいいから、不味くはならない、ハズ。

え、材料? ここの使うけど何か?