「着いたぁ!!」
光の街は、文字どおり光りにあふれたところだった。
そしてとてもにぎやかで綺麗な場所だった。
「オレに勝つことができたら100000bit! どうだ!!」
そんな声が聞こえてきたので、
は声のする方へ向かってみた。
そこには人だかりができており、体格のいい男(ワーガルルモン黒)が挑戦者を待っていた。
既に何人かが挑戦したらしい。
「面白ぇ・・・・やってみるか、ここに来て身体も軽くなったことだし」
は、何故かDWに来てから身体が軽かった。
動きやすいというか、力が増したというか。
「おい、俺、挑戦するぜ」
第1章 2.Challenger
人込み(デジモン込み?)をかき分けて
は前に出た。
「へぇ、それにしてもオレと戦うのにそんな動きにくい格好でいいのかい?」
「・・・お前、強いのか?」
「あぁ、強いさ」
「そっか、だったら俺このローブ脱がなきゃな」
はローブを脱ぎ始めた。
その下には、黒いハイネックのノースリーブの服と、長いズボンを着ていた。
そして黒いウエストポーチを外してローブと一緒に置いた。
そして、
の身体の線がよく見えた。
「・・・お前、女か?」
「そうだ」
『やめた方がいいんじゃないのかー!?』
そんな声が観衆から出てきた。
「やる」
「そうか、本当は挑戦料として10000bit必要なんだけど、お嬢ちゃんは特別タダでいいぜ」
「サンキュ・・・じゃ、遠慮なく行くからな」
こうして、試合が始まった。
は相手の出方をうかがっている。
ワーガルルモンのパンチを受け止めると、
はニヤリと笑った。
(たいしたことねーな)
はワーガルルモンに蹴りを喰らわした。
「ぐはぁっ!」
ワーガルルモンはその場に倒れ込んだ。
「よっしゃ勝利・・・・ってこれじゃー賞金もらえねーじゃん」
ワーガルルモンは怪我をしているようだ。
「おいお前、大丈夫か?」
がワーガルルモンの傷に手をかざしたその瞬間。
『シュゥゥゥ・・』
ワーガルルモンの怪我がみるみる修復されていく。
「え・・・今俺何かしたか・・・・・・・・?」
すると、ワーガルルモンも目を覚ました。
「どうやら負けたようだな・・・ほら、約束の金だ」
「あ・・・・・どうも」
は金をウエストポーチに入れてローブを着直し、街を歩くことにした。
「・・・・・・・見たか?」
「あぁ、間違いない・・・あの娘こそ、我々が探していたものだ」
「どうする?」
「まずは報告だろう」
光の街上空に、デジモンが2人いた。
1人は白き鎧を身に纏った、がしりとした体格の青年。
もう1人はピンクの鎧を身に纏った金髪の青年。
2人はあっと言う間にどこかへ飛んでいってしまった。
「ん?」
偶然
は何かが飛んでいくのを見つけた。
「・・・・何だ?」
だが気にすることもなく、とりあえず持ち金で必要なものを買いに商店街まで行った。
「・・・つっても必要なモンなんてあんまないんだよなぁ」
フラフラと商店街を歩きながら、
は何を買おうかと迷っていた。
いや、別に何も買わなくてもいいのかもしれないが、100000bitという大金を手にすると使いたくなるというのが人間の性(?)であり。
偶然見つけたアクセサリー店で、チョーカーをレジに持っていくため手に取ろうとした、その時。
『ピピ・・・』
「ん?」
デジトラが何かに反応するように鳴っている。
はチョーカーをそのままにして、デジトラが反応している方に向かった。
デジトラの液晶画面に矢印のようなものが点滅している。
ふたを開くのとは別のボタンを押すと、画面が切り替わった。
現在位置と、方角と、目的地が示されている。
「そこの旅のお方」
歩いていくうちに声をかけられたので、振り返ると、明らかにオヤジと思われる男がいた。
「いやなに、ワシはナニモン族の者だが・・・・旅の人、何か買っていくかい?」
「・・・・・・何があるんだ?」
はナニモンが広げている品物に目を通した。
「へぇ、なかなかいいモンあるじゃねーか」
「へへ、だろ?」
「じゃ、この地図買う・・・いくらだ?」
「お客さんは初めてなんで、サービスして500bit!」
はお金を払おうと、バッグから500bitを取り出した。
「ん? それ、もしかしてレジタルトランスレイションか?」
「え、あ・・・そうだけど」
「お客さん運がいいねぇ! ただでさえそんなモン持ってるのに地図まで買っちゃうなんて!!」
にはさっぱり分からなかった。
「この地図はな、デジトラにダウンロードすることもできる優れモンよォ!!」
「へー、じゃぁ早速ダウンロードしてくれよ」
「へい、では追加料金は・・・100bitでいいか」
は合計600bit支払い、デジトラにコードをつないでもらって、地図を入れてもらった。
「あ、そういえば・・・このデジトラが向こうの方に反応してるんだが、この先には何があるのか地図で分かるか?」
「もちろん、ウチの地図はDW一正確な地図だ」
は早速地図を開いた。
「自動翻訳もついてることだし、分かるか?」
「あぁ、このずっと向こうで・・反応の距離からすると・・・森、か」
はナニモンにお礼を言うと、目的地へ急いだ。
「そういえば俺、何で反応のする方へ向かってるんだ?」
本能的なものだろうか。
「ま、到着すりゃ分かるこったな」
は木陰で一息ついた後、また歩き始めた。
リリモンにもらったお弁当もまだ残っている。
だが、何故か空腹感は感じなかった。
そして寝ては歩き休んでは歩きが続き3日間。
「・・・・森、だよな」
入り組んだ道を進み、最初に比べて大分反応も大きくなってきた頃。
『ピピピピピッ!!!』
「!?」
突然大きな音がして、
は驚く。
「何なんだ・・・・・・!!!」
急に目標が近づいたか、否、そんなはずはない。
目的地を示す印は全く動いていないのだ。
1歩踏み出しただけで突然こんな大きな音が鳴るなんておかしい。
『バサッ』
「今度は何だ・・・っ!?」
が振り向くと、そこには真紅のマントを翻す、騎士のような青年がいた、否、騎士なのだろう。
「・・・・・・後継者よ」
「はい?」
「着いてくるがいい」
言われるがままに
はその青年に着いていった。
悪人には見えなかったからだ。
「・・・どこへ、行くんだ?」
「世界樹だ」
「世界樹って何だ?」
「我らが神、イグドラシルのおられる場所」
神、イグドラシル。
リリモンからは聞いていなかったが、どこか懐かしいような響き。
「我が名はデュークモン、お前は?」
「・・・・・・・
」
「それが人間につけられた名か・・・・・・・いい名だな」
には分からないことが多すぎた。
「で、後継者って何なんだよ」
「我らが神、イグドラシルが自らの後継者としておつくりになった完全自立型プログラム」
「・・・意味分かんねーよ」
もしかしてあのまま逃げた方がよかったのか。
いつのまにか、デジトラの反応は消えていた。
「これが世界樹だ」
「でっけー・・・」
どう見ても普通の樹木ではない。
なんだか配線のようなものが巻きついているような。
「っ!?」
デュークモンは
を横抱きにすると、世界樹の内部まで飛んだ。
「・・・・マグナモンよ」
「ん・・・・・そいつが、例の者か」
「ああ、そうだ」
デュークモンと話しているのは、デュークモンより少し小柄というか、年下に見える。
細身の身体に黄金の鎧を纏う、青年というより少年のような。
「・・・・・ロードナイトモン、間違いないのだな?」
「あぁ、確かにこの者は修復プログラムを使っていた」
が光の街にいたとき、
の様子を見ていたうちの1人、ロードナイトモンもいた。
「つーか俺は見せモンか、早く降ろしやがれ」
デュークモンを思い切り睨んで見上げていた
は、自分からタンッと床に着地した。
「・・・ところで・・・・・・・・後継者は『女』と聞いていたのだが・・・・・・・・・・・」
マグナモンがうっすら引きつり笑いを浮かべながら問うた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「マグナモンそれは禁句だ」
「えっ、そうなのか?」
「そう、レディに対してしつれ「てめーらふざけてんじゃねーよ・・・・・・・・・・・・・」
は気にしていることを言われたのに腹を立てているようだ。
「俺帰りたいんだけど」
「ほう、どこへ?」
「光の街。 金あるし安い宿探す」
『悪いか?』とでもいうような瞳で
はロイヤルナイツを見た。
「俺はマグナモン。 先ほどのことは詫びる」
「・・・で?」
マグナモンは立ち去ろうとする
を呼び止めた。
「何故に俺はこんなところにいるんだ?」
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タイトルがどうでもいい。 つーかどうでもよすぎる。
あと1本最低でもupしないと、な・・・・・・・
ちなみに私、鎧とか描けないんで擬人化絵も描けないので皆さんに御任せ(ぇ