の脱走事件(?)があってから数週間。

は大人しく部屋でミルと話していた。

「・・・・・暇だね」

「あぁ」

ほとんどこの繰り返しだが。

『外出は許可をとってからにしろ』


そう言われていた。

しかしそう簡単にとれるはずがない。

「はぁ・・・・・・・・・・・・・・・」








第3章 1.What Have You Been Up To?









 「眠いよ、〜」

「よしよし、俺のベッド使ってていいからな」

そう言うとすぐミルは眠ってしまった。

当分起きそうにない。

その時、部屋に誰か入ってきた。

?」

「シッ」

は外に出た。

「アルフォースじゃん。 何か用?」

「アルでいいよ、それより・・・・・どう? 久しぶりに外に出てみないか?」

は思わず目を丸くした。

「でも・・・・・許可・・・・・・・・」

「そんなのオレが許可してやるよ」

「マジ?」

「たまには日の光浴びないとな」

思ってもないことだったのでは嬉しかった。

「あ・・・・・でもミルは・・・・・・・・」

「メッセージでも残せば?」

「俺こっちの文字書けねーよ」

「じゃ、オレが書いてやるよ」

は一瞬嫌な予感がした・・・・・・・・

「・・・・・じゃ、頼むな」















 「よし、行こう」

「・・・・・・まずどこに行くんだ」

「んー、そうだな・・・・・光の街にでも行ってみるか!!」


そうして2人は光の街へと行くことになった。

「・・・・・・着いたよ」

相変わらずきらびやかな街だ。

は勝手に店見てきていいよ」

「へ・・・・?」

「アクセサリーとかそんなのだろ? やっぱも女の子だもんなー」

はしばらく黙っていたが、アルフォースブイドラモンに『サンキュ』と言うと走っていった。

「・・・・・・何だ、素直で可愛いじゃん」

アルフォースブイドラモンはぽつりと呟いた。









 「やめてください!」

突然聞き覚えのある声が聞こえたのでは振り向いた。

「いいじゃんよーお嬢ちゃん」

「オレ達と遊ぼうぜ」

そこで、1人の少女がオーガモン2人に絡まれていた。

「は、離してッ!」

そして、絡まれていた少女は、の友達である・・・・明兎だった。

(ヤバいじゃんあれ・・・・・でも、騒ぎ起こしてもアレだしな・・・・・・・・・・明兎に騒がれても困るし・・・・・)

髪と瞳の色も変わっているので、すぐには気付かれないと思うのだが。

「チッ、うるせーガキだな・・・・・・痛い目見るぜ?」

オーガモンの手を振り払った明兎に、今度はもう1人が手を伸ばした。

明兎は怖がっている。

(ヤバッ!!)

は駆け出した。

『バシッ』

その手をが振り払った。

(えーっと・・・・・・どうしよう)

はとりあえず笑って、明兎の肩を抱いた。

「遅れてすまない。 さぁ、行こうか」

いきなりの演技なので上手く出来ているかは分からないが、オーガモンは呆然としていた。

2人はそのまま、人のいないところまで歩いた。

オーガモンは追いかけるのも忘れてそこに佇んでいた・・・・・・・・・・・














 「あの、ありがとうございま「くっ・・・・あははは!!! 何あのさっきの奴等の顔!! 超ウケる〜〜!!!」

さっきと全く違う雰囲気に、明兎は目を丸くした。

「あぁ、礼ならいいよ」

「明兎!!」

突然、誰かが2人のいる茂みに現れた。

「葵・・・・・・・・・」

「あぁ、葵かぁ。 おひさ〜。 2人とも、元気だった?」

「「え・・・・・・・・もしかして・・・・・・・・・・・・・・・・」」

「俺俺、

しばらく空気が止まった。

「「・・・・・・・・・・・えぇぇぇぇぇーーーーーーッ!!!!?」」






 「んだよ、うるせーな」

「その話し方はまさしく!」

「でも、髪とか目とか全然違うよな」

「いやそれは・・・・・・・・うん、諸事情」

2人は驚いているがは気にしない。

「そういや、お前達今までどうしてたんだ?」

「あ、うん。 あたし達偶然一緒に飛ばされたみたいでね、離れるのもあれだから一緒に旅っていうか、帰る手がかり探してるの」

「何が起こったのかは大体聞いたよ」

「そっか・・・・・」

2人の服装も、体操着ではなく綺麗な服になっていた。

「そういえば、は?」

「俺? ・・・・・・・・・・とりあえず軟禁紛いな日々送ってるよ

はさらりと爆弾発言をぶちかました。

「・・・・・・軟禁って、が?」

「あぁ、俺が受けてる方」

2人は硬直した。

「けど、今日外出許可が出てさ」

は楽しそうに話していた。

「いやさ、元々外出禁止になったのも俺が悪いんだけど」

は頭をかきながら言葉を続ける。

「ぶっちゃけ過保護だと思うんだけどな、今日許可出してくれた奴は結構自由にさせてくれたから、それで」

もう2人は出す言葉さえなかったという。




















 その頃。

「ふわぁ〜・・・・・あれ?」

ミルが目覚めると、はいなかった。

「何だろう・・・・・・・」

机の上に何か置いてあるので、ミルは手にとって読んでみた。

「・・・・・・汚くて読みにくいなぁ・・・・・・・えっと、『ちょっと用事があって出かけてきます』・・・・・・・・・えっ?」

ミルは思わずメモをはらりと落とした。

・・・・・・ミルを置いてっちゃったの・・・・・・・・・・・??」

ミルは泣きそうになったが、それをこらえてこう言った。

「きっと はボクを信頼してお留守番を・・・・・・・よーし、ちゃんとお留守番しないと! ミル頑張る!!」

しかし、この声は見事に外にいたマグナモンに聞こえていた・・・・・・・・・・・・・・・・




































































  

第3章です。
ちなみにロイヤルナイツは美形揃いなので明兎ちゃんは絶対惚れますね!
明兎ちゃん、実は演技してたに一瞬惚れてます。
アルは字が汚いと思う。
ちなみにアルファを出そうか出すまいか思案中。