「なんつー最悪なタイミング・・・」
は1人溜息をついた。
「次の相手はおまえか・・・」
「おいお前フラフラしてるし! それにそれはロボじゃねーぞ、お〜い」
もはや
の声さえも完全に聞こえなくなっている。
「これで約束の100体目・・・・」
「黒城!!!」
「約束つったって1枚扉が開くだけだろーが!!!!」
2人の決闘が始まった。
「シャーマン・ブロッコリー召喚!!」
勝舞は黒城が自然文明を使うことに驚いているようだ。
「ジェネレート!!」
そして、現れた。
「デモニック・プロテクター!!」
第10話 修行の成果
「なんだてめぇ、切札勝舞じゃねぇか・・・・」
「やっと気付いたみたい」
れく太が呟いた。
「なぜ・・・・・・なぜてめーが、ここにいる!?」
「おまえこそなんでこんなところにいるんだよ!」
「あーーっ、もー見てらんねぇーーー!」
が頭を抱えて叫んだ。
「・・先に行こう」
は1体目のロボのところに走った。
「いいか、私が扉の向こうに進んだらすぐに扉を閉めろよな」
の決闘スタートから5分後。
2人の決闘はまだ続いていた。
そして、2人が気付かない間に、
は次の部屋に進んでいた。
「あれ・・・?」
気付いたのは、れく太ただ1人だった。
「魔刻の騎士オルゲイト!!!」
「勝ちゃん!!」
「!」
れく太の声で、勝舞は我に返った。
「ザキラはオレが殺る!! それを邪魔する者は・・・全員、地獄送りだ!!!」
そして、
が2枚目の扉を開けようとしていたとき。
『ドクンッ!』
が何かを感じた。
「・・・・出た、のか・・・・・・・・・・?」
勝舞と黒城の決闘。
黒城の超切り札が現れた。
「これがオレの超切り札!!」
暗黒のオーラ。
「悪魔神ドルバロムよ!!」
ドルバロムはTブレイカーを打ち噛ます。
「地獄でねてろ!!」
勝舞は、クリーチャーもマナもシールドも全て0になってしまった。
「これでオレはやつを地獄に堕とす」
勝舞は床に仰向けに倒れていた。
「さぁてめぇのターンだ。――とはいえもうなにもできないか・・・ククッ・・・・・」
「・・・たよ」
「静かになったなぁ・・・」
(でもまだ、終わってないな)
5枚目の扉に近づいてくると、やはりキツくなってくる。
(もうちょっと本気出さないとヤバいかな・・・いや、まだまだ・・・・・・)
本気の決闘なんてしたら、それこそこの城自体が消滅してしまうかもしれない。
はいつだって本気になれなかった。
今は早く決闘を終わらせるということで少し本気を出していたのだけれど。
「ちょっとは楽しまないと」
は歩いて次の相手のところに向かった。
決闘スタート、そして。
「手札操作型か・・・」
相手の手札がどんどん増えていく。
墓地には相手が墓地送りにした大量の闇クリーチャー。
「・・・来た」
は場のクリーチャーにカードを重ねた。
「進化ボルテックス!!」
そこに現れたのは。
「暗黒王デス・フェニックス!」
手札操作デッキには強力な進化クリーチャー。
「お前のその何枚もある手札、そして紅神龍オグリストヴァル・・・厄介だったけど」
はシールドを消し去っていく。
「私のめったに使わない水文明、今使わせてもらうから」
が呪文カードを出した。
「スパイラル・ゲートでD・Fを手札に」
の勝ちは決まった。
「地獄なら、もう見飽きたよ」
「なんだと」
「オレは分かったんだ、諦めない限り、この世界に地獄なんてないって・・・・」
黒城は、勝舞にトドメをさした。
そして、2つ目の部屋に入ったとき、気付いた。
「
・・・・・・・・・・?」
翌日、黒城が7枚目の扉を開けたとき。
「あ、結構早かったな・・・ってわけで今すぐ何か食えそれから休んどけ」
「お前・・ここでなにしてるんだ」
「あ? 何してるって、さすがにここまで来るとキツくなってくるからデッキ変えようとしたんだけど腹減ったしメシ食ったらなんか眠くなってきてそのあと寝たんだけど「もういい」
黒城は
の言葉を遮った。
「いつこの部屋に来たんだ」
「昨日。 それより早く休め」
黒城は無視して決闘を始めた。
「おい!!」
は悲しそうな目で黒城を見た。
(無理・・・すんなよな・・・・・・・・・・・)
「あれ・・・・・・・・?」
ふと外を見ると、切札勝利が決闘をしていた。
「面白そう・・行ってみるか」
とは言ったものの、扉は開かない。
がとった行動、それは。
「凶死郎、ちょっと待ってろよ」
は飛び降りた。
「さすが・・・強いな」
2人の決闘者が倒れていた。
「あれ、勝舞?」
「
・・なんでここに?」
「いや、外見たら来たくなって・・飛び降りてきた」
「飛び降りたって・・」
れく太は苦笑いした。
「父ちゃん!!」
勝利にかけられた呪い。
それは、決闘をすれば命をけずられるという恐ろしいものだった。
「あの・・・勝利さん、ゼウスさん」
は決意に満ちた瞳で言った。
「私に、勝利さんの看病をさせてください」
「看病つったって
、これは呪い・・・」
勝舞は
を止めようとした。
「勝舞・・バトルアリーナの時のことを思い出して見ろ」
はニヤリと笑った。
「私に・・呪いは効かなかっただろ?」
「そういえば・・・」
「それに、あの時も・・・知らないけど私が近くにいると呪いが軽くなったらしい」
「確かにそうかもしれないが、それはできん」
ゼウスが口を挟んだ。
「なんでだよ?」
「・・・いざというとき、お前がいなければ困る」
「
、修行に戻ろう」
勝舞は
の手を引いた。
「・・・もう先に進んじゃったのか」
は急いで8枚目を突破しようとした。
「あれ、開いてる・・?」
行ってもよいということか。
「・・・サンキュ」
は走って黒城の方に向かった。
『9枚目ノトビラガ開キマシタ。 奥ニオ進ミクダサイ・・・・』
黒城は、やっと9枚目を開いたところだった。
『デモ、今日デ修行4日目。 少シ休ンダ方ガ・・・・』
黒城はロボの忠告を無視し、奥へ進む。
『死ンジャウヨーーーーー!!』
「うるせぇ」
が走ってきたときには、黒城は既に倒れていた。
「凶死郎!!」
は黒城に駆け寄り、涙をぽろぽろと零しながら、言った。
「なんで・・・なんで・・・そこまで・・・頑張るんだよ・・・・・・・・・・・・・・・」
「くっそ・・・」
黒城が立ち上がろうとするが、また倒れそうになる。
「くっ・・・うわあっ!」
はそれを受け止めるが、一緒に倒れてしまう。
「っつー・・・凶死郎、大丈夫か・・・?」
黒城が起き上がると、そこには。
「YEY! また追いついたぜ!!」
「勝舞・・・・・・」
「黒城、決闘だ! 今度はオレが勝つんだ!!」
「さっきまで倒れてたんだけどなぁ・・・」
(ホント、どっから湧いてくるんだか、この闘志は)
そして、かすかな音が聞こえた。
『ドーン』
その音はどんどん近づいてくる。
「扉開ける音だな、これ。 結構早いじゃん」
『7枚目突破!』
『8枚目突破!』
『9枚目突破!!』
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そろそろ私の持ってる単行本じゃ続きが書けなくなってきそうです。 そしたら空白の期間(DMバトルアリーナ修業中とかFE突入前とか)を埋める短編に力を入れます。
次の話はBなので注意。