「・・・・・・・・・・・・・・・来る」

は遠くを見るような目で扉を見つめた。

「まさか、こんなマネができるのは・・・」

「不亞家の奴等だな・・」

は険しい表情で黒城の方を見た。

扉が、開き始める。

『ゴロゴロ』

「うわぁぁぁ!!」

転がってきたのは、無数のロボットの頭。


「どこだ、DMはどこにいる」








第11話 守るモノ、奪うモノ








 『ソンナ・・・・・・・ミンナ!! ミンナ!!』

『グシャン』

Rが1つのロボットの頭部を踏み潰した。

「どこだ・・DMは」

ロボットは爆発し、駆け寄ったロボットはガタガタと震えている。

「お前を潰せば、扉が開くのだな」

Rはすごい迫力でロボを睨んだ。

「ならばコナゴナに潰してやる。 決闘だ」

「待てよ、おっさん」

が心の中で密かに『よく言った!』と勝舞にガッツポーズを送ったことは本人しか知らない・・・・・・

「決闘なら、オレが相手だ」

「勝ちゃんダメだよ、まだ修行を終えていないのに・・強くなったかどうかわかんないんだよ!!」

「わかってらぁ!! だけどろロボ達があんなことされて、黙ってられっかよ!!」

「てめえは下がってろ。 こいつはオレの獲物だ」

は我慢できなくなって勝舞達の前に飛び出した。

「この2人には指1本触れさせねぇ!!」


「・・・・おい 、ちょ「勝舞は黙ってろ」

は両腕を広げて2人の前に立ちはだかった。

「てめーらの相手はわた「お前も下がってろ」

はカバンからもう1つデッキを取り出そうとしたが、黒城に抑えられた。

「不亞家の決闘者・・・・・やっとこの時が来たか!!」

「凶死郎、何言ってんだよ!」

・・・・悪いけど、下がっててくれ」

勝舞までが を止めようとするので、 は仕方なく下がった。

「随分威勢がいいが、君たちは・・・・・・・・・強いのか?」

Rは振り返って2人を睨んだ。

「悪いがボクは弱い者には興味が・・・・・」










「強いわ、この子たち」


























 

 「すごいわ、この子たちの闘志・・・・弱き者が強大な者に立ち向かう、この闘志」

(そりゃ、さっきまで闘志むき出しだったわけだし・・・・・でも)

心配なのは、あの2人のこと。

守りたいのに、守れない歯痒さ。

(私は・・・あいつに何度も守ってもらったってのに)

は『情けねぇ』と呟き、俯いて座り込み、壁にもたれかかった。

「3年間・・・私は・・・・・・・・決闘のことばかり考えていた・・・・・・・・・・最強のデッキはもうできているの・・・」

「!」





















 「宣言するわ!! 私はあなたから、全てを奪って勝利する!!」

「けっ!! やってみろよ!!」





「宣言するよ!! ボクは君に、全てを与えて勝利する!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」





「ひゃははは!! 地獄に堕としてやる!!」

「・・・・・・・・・・・・」

(こいつら強ぇ。 多分オレよりも・・・・・・・・・でも、オレは今、体中に力がみなぎっている)

「よぉーし見せてやるぜ!! オレの新デッキ!!



























 そして5ターン目。

「何だこの・・・ぬるい攻撃は?」

2人は苦戦していた。

「こっちもちまちましてて・・・なんだかつまらない」

(凶死郎・・・・・・・・・・・・・どうして)

「ケッ、笑ってられんのも今のうちだ。 オレがなぜこのスペインに来て、アホらしい修行をしたか・・・・・」

はハッとした。

「それはてめーらを地獄にたたき堕とすためなんだぜ!!」

「従獄の凶獣・・・ドルベロス」

はうわの空で、それでも黒城が召喚したクリーチャーを見る。

「オレは黒い死神、全てを奪う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神!」

それでもSは、魂と記憶の盾でドルベロスをシールドに変えてしまう。










 「ローザ・ロッサをアドミラル・クイーンに、進化!!!!」

マナ略奪。

「! マナが!!」

黒城はマナが8から6になってしまった。

「そんなもんくれてやらぁ!!!!」

黒城はダイダロスを召喚するも、『アクア・サーファー』で手札に戻される。

「さ、あなたのターンよ・・・あがいてみせて」



























































 ひるむかよ・・・・・・・・・・こんなことぐらいで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オレはこいつらに・・・・・ザキラの手下に、信じた者も・・・場所も・・・・・・思い出も・・・・・・・



全てを、奪われた・・・・・・・・・・・・



もうオレから、奪う物なんか・・・・・・・・・






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・う」




「・・・・・・・・・・・・・・・・・ろう」













「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・凶死郎!!!!!!」














・・・・・・・・・・・・・・・いや、1つだけ、あったな。

だが・・・・・・・・・・・・・・・







「うおおおおおーー!!」

あいつだけは、絶対渡さねぇ!!!








































 ――ナンデキョウクンハソンナニガンバルノ?






―――ドウシテオマエハソコマデスルンダ?













何で1人で頑張るんだ?

そりゃ私だって、憎いさ。

お前を死神にした。

私をこんなに変えてしまった。

そのザキラが、その手下が、憎いさ。

でもな。













































―――――お前が苦しむのが、1番辛いんだ。











































  は、いつの間にか泣いていた。




「さぁどうぞ、あなたたちの人生最後のターンよ」











そして、DMの扉が開いていく。




















デュエルマスター・エスメラルダの姿を見たとき、 の涙も一瞬止まったという。

「ブス生け捕りv セラミックリボン!!」

「DM!!」

しかし、DMは消えていた。

「父ちゃん!!!」

DMを助けたのは、勝利だった。

「お前は切札勝利!!」

「たしか3年前に殺したハズ!!」





「この方は我らの希望の花!! キサマらに指一本触れさせん!!」

しかし勝利は、呪いのために決闘のできる身体ではなかった。






「おまえら絶対許さない、いくぞ、オレのターン!!!」

「勝てるつもりなの、私達に?」

「凶死郎、いつまで寝てやがるんだ!!」

黒城はカッと目を開いた。

「聞いてたかよ、今の話!!」

「うるせぇ!!」

は涙を拭いて、黒城を見た。

「クソどもが・・・グチャグチャしゃべりやがって・・・てめえに言われなくても、オレが不亞家をぶっつぶす!!」

「プッ・・そんなのムリだろ」

(確かに、R&Sは強いよ)

けれど、DMも、 も、2人の修行の成果を信じていた。

このアマァァ!! いくぜ、まずはマナチャージ!!」

マナが+1される。

「そして、S・ブロッコリーと無敵の咆哮に、邪魂転生!! 命を手札に!!」

邪魂転生・・自分のクリーチャーを殺し、1体につき2枚の手札をゲットする。

「こいつらは死ぬとマナになる!!」

そしてマナが+2、このターンでプラスされたのが合計3。

「さらに! 幻緑の双月を召喚し、その力で手札をマナに!!」

そして、たった1ターンで合計+4。

けれど、もうシールドがない。

「来さらせえええっっ!! オレの切札あああっっっ!!」

Sは微笑み、黒城は俯く。

「ひゃーーーーっ!はっはっはっはっ!!」

































来やがった!!



悪魔神バロム!!!




































 そして、Sのクリーチャー全滅。

Sはクリーチャーを全召喚するが、それさえも。



――最強の神、悪魔神ドルバロム。



「全てを奪うのは、このオレさまだ!!!」


「Sーーーっ!!」












 (・・・・私、心配しすぎたみてーだな)

 

 

 

 

 











 そして、勝舞もボルベルク・C・ドラゴンでトドメをさした。

Rの5枚もあったシールドを打ち砕いて。






































 「やりすぎたのさ、お前らは」


































































  


ほとんど空白じゃん! というホントに読みにくい夢でした(泣