「デュエル・マスターズ・バトルアリーナ?」
「あぁ」
沢山の出場者の中から、10人しか出場できないという大会。
「あれ? 10人ってことは・・・4人は3回戦わなきゃいけねーな・・」
「そういうことだな」
「ま、そんなに関係ないと思うけど・・出るわけ?」
「当たり前だろ・・あいつも必ず勝ち上がってくる」
「・・私も、出よっかな」
第4話 修行と特訓
突然の発言に黒城は驚いた。
「2回目の決闘大会、だね」
「おまえ・・」
「1度は大きな大会に参加してみたいし」
「・・そうだな」
「そうと決まれば特訓だ、決闘しよ!」
黒城は驚いていた。
決闘なんてしようとしなかったが、大会に出るなんて。
「DMカードのデッキ・・もうできてるんだ」
「おれもだ」
「じゃ、始めよう」
「Wブレイカー!」
(驚いたな・・まさかこんなに強いとはな・・)
それ以上に、決闘をしているはとても楽しそうだった。
満面の笑み、笑い声。
「はは・・!!」
いつ以来だろう。
のこんな表情を見たのは。
「どうした?」
「いや・・何でもない」
真のデュエルでないからか、安全な決闘をすることができた。
でも、のデッキは既に光っていた。
「くそ・・・」
「へへ、私の勝ち」
やっぱりは強かった。
『幻の決闘者』はダテじゃない。
「黒城は十分強い・・だけどさ、何かこう足りないっつーか・・」
の戦略は天才的だ。
カードの力を最大限に引き出す、それがの戦い方。
「じゃ、また明日」
いつかコテンパンにしてやると、黒城は密かに誓った。
数日後、河原で決闘している時。
「・・勝った」
「なぁ、お前のデッキ・・光ってるよ・・じゃなきゃこんな爆発起きないって」
黒城が、真のデュエリストに目覚めたのだ。
「すげーじゃん、ついにデッキ光ったよ!」
「・・・そうか・・・・・・・」
黒城が満足そうに笑うと、も微笑んで言った。
「・・・・・一緒に選ばれような」
微笑んでこそいたものの、の表情はどこか寂しそうだった。
そしてまた数日後、の厳しい特訓は続いていた。
2人とも真のデュエリストなので、そんなに決闘はしなかったが。
「ちょっとおい見ろよこれ!」
新聞にはこう見出しがついている。
『謎の死!カードの呪い』
「オルゲイトか・・・あれ?」
黒城はその場にいなかった。
黒城は骨董品の店にいた。
「いらっしゃい」
黒城はオルゲイトを見ていた。
「いいカードだな」
「悪いが売れないよ、そのカードはのろわれているんだ」
「そのようだな」
黒城はそのまま消えてしまった。
4日後。
「それってまさかオルゲイトじゃねーの!?」
「あぁ」
「・・ま、真のデュエリストにしか使えねーんだったらお前が使っても問題ないだろーな」
の家で2人はカードをいじっていた。
は1人暮らしだ。
その点、黒城のいないときは孤独でもある。
「今日の夜も荒れるって、天気・・嫌だなぁ・・・・・・」
「怖いのか?」
「いや、雷自体が怖いんじゃない・・災害が怖いんだ」
黒城にとっては初耳だった。
「災害は、大切なものを奪っていくだろ? 私は結局・・なくすことが怖いんだろうな」
しばらく沈黙が続いた。
「なぁ凶死郎・・私・・・・4年前から言えなかったことがあるんだ」
「言えなかったこと?」
「いや、聞くだけでいいんだ・・もしだったら耳をふさいでもいいから」
「いや・・聞いてやる」
はため息をつくと、目を閉じた。
「・・・・好きだ」
「・・・・・」
「フラれるのがオチって分かってたし・・・聞くだけでいいんだ」
黒城も、もしかしたらのことが好きなのかもしれない。
けれど、彼は気づかないのだ。
昔、いつも一緒だったことが邪魔して。
黒城は、初めて好きになれた人間をあの城の長だと思っている。
だが、実際のところ違う。
幼い頃からのことが好きだったのだろう。
そして、のことが空気みたいに思えてきたのだ。
だから、気付かなかったのだ。
ましてや、彼は死神。
認めたくなかったというのもあるのだろう。
自分が女を好きだということを。
「・・修行に集中できなくなったら・・ゴメンな」
「・・・・・・・おれも」
はハッとした。
「好きなのかも・・しれないな」
「・・・・ん」
凶死郎は笑うと、またデッキを作り始めた。
は、自分の部屋で同じ作業をした。

気まずい。 そして甘くなってきたと思ってるのは私だけ(爆 そういえば、勝舞と白凰は何回も決闘していたのに、無事なんでしょうか・・・