「・・・・・・どうした?」
「えっ?」
突然怪しい何かに吸い込まれた時はどうしようかと思ったよ。
進学控えてるのにこのまま死んじゃうかとも思ったよ。
だから・・・・・・・・・・
「・・・・・・人間か?」
「え、あ、はい」
初めて人らしき人を見つけた時は『助かった〜』って思った。
「何をしている?」
「いや、この先には食べ物あるかなーって思って、だけどもう日も暮れかかってるし・・・・どうしようかと」
「・・・この先はガジモン達の縄張りだぞ・・・・・・・・来い」
「・・・・・はいっ」
それが、彼との出会い。
笑顔のために
「あ、デュークモン」
「む・・・・・どうした、」
「マグナモン知らない?」
ちょっと1人で部屋にいたら、いつの間にかマグナモンがいなくて。
それで、探しに来たんだけど・・・・・・・・
「マグナモン?」
「知らないならいいよ・・・・・・・」
「・・・すまないな」
えっと、まだ探してないのは・・・・・・・あっちの方かな?
「じゃぁ、私はまた探してくるね」
「あぁ」
「えーっと・・・・・」
「」
「ん・・・・マグナモン!」
あ、説明しないと。
私の名前は。 ちょっと前、突然ゲートに吸い込まれてこの世界にやってきた18歳。
普通の人間だけど、何かイグドラシルに気に入られちゃったらしくて、今は世界樹で暮らしてるんだ。
「今まで何してたの? 探したのに」
「悪いな。 少し世界樹の中を歩いていたんだ」
私を保護?してくれた、マグナモン。 大体いつも傍にいるんだけどね。
「それで、何か用でもあるのか?」
「うん、ちょっと暇だったから」
「・・・暇・・・・・・・・」
・・・・・・・・まぁ、いつものことだしね。 マグナモンも慣れてるでしょ。
「ね? だから遊んでよ〜」
「・・・・・お前・・・・・・・・はぁ」
抱きつくのだって日常茶飯事だし、今じゃもう呆れられてる。 けど、私はこの時間が1番楽しいんだよ?
「仕方ないな・・・・・・で、今日は何がしたいんだ?」
「えーっと・・・・・・・・」
何するのかは考えてなかったなぁ・・・・・・マグナモン達、人間の遊びとか知らないから。
「じゃぁ・・・・・・・・ん?」
「・・・・・どうした?」
「あ・・・・・イグドラシルに呼ばれてるみたい、行ってくるね」
何か、あんまりいい予感がしないなぁ・・・・・気のせいだよね?
「お待たせ〜イグドラシル」
『・・・・来たか・・・・・』
「今日はどんな話?」
『あぁ、ロイヤルナイツに伝えたいことがある』
任務かな? マグナモンだったら嫌だなぁ。
「で、どんなことなの?」
『任務だ』
や っ ぱ り ね
一応内容は聞いたけど、外に出る任務みたい。
「誰に伝えるの?」
『ロイヤルナイツ全員に伝えよ・・・・・・あぁ、1人例外がいたな』
「例外?」
『マグナモンには残らせる』
「ほ、ホント!?」
『あぁ』
なんとなく微笑んでるような気もするような・・・・ま、いいか!
「じゃ、伝えておくね!」
ん? ってことは、皆が帰ってくるまでマグナモン以外誰もいないのか・・・・・・
「みんなー、イグドラシルから指令?だよ〜」
それを伝えたら、皆行っちゃった。
でも、マグナモンだけは残っててって言っておいた。
「・・・・・イグドラシルが?」
「うん、イグドラシルが『マグナモンには残らせる』だって」
「そうか・・・・・・・・」
「2人でお留守番だね」
「・・・フッ、そうだな」
・・・・・・・・・・・あっ!
「マグナモン・・・・もしかして、今日初めて笑った?」
「?」
「笑ってたでしょ? 今」
「・・・・笑ってなど・・・・・・・」
「もう1回笑って!」
私、ちゃんと見てたんだからね?
「ね? 絶対綺麗だよ!」
「綺麗・・・・・・?」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・・こ、こうか?」
・・・・・・・・なんか違う・・・・・・
「そうじゃなくて、ほら! にっこり、って私みたいに」
「のように・・・俺が・・・・・・笑う?」
「う・・・・そこまでいかなくても、さっきみたいにフッて笑ってくれるだけでいいから・・・・その・・・自然に」
んー、難しいなぁ。
「そこまでして何故笑う必要があるんだ?」
「え・・・・・・・だって・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・もういい」
うわ、やばい・・・・不機嫌・・・・・・・・
「・・・・わ、私が見たいのっ!」
「・・・・・・・え、あぁ?」
「・・・・・!!」
・・・・・・・・こんな表情もできたんだ。
「ん・・・・・・・どうした? そんなにニコニコして」
「ううん、何でもない・・・・・・」
「いや、気になる」
「あはは、ホントに何でもないってば・・・・・それより遊ぼう? ほら、早く!!」
今日は追いかけっこだ!!
「あっ、待て!」
「飛んじゃダメだよ〜」
「チッ・・・・・・・・・・・・」
「ん〜・・・・・・今日は結構走り回ったなぁ」
「全く、他の奴等がいたら何を言われていたか」
「まぁ、いいじゃない」
・・・・あれからマグナモン、笑ってくれてないなぁ。
「ねぇ、もう一度チャレンジしてみてよ」
「何にだ?」
「笑顔! ねっ?」
「・・・・・俺はロイヤルナイツの一員、イグドラシルの守りの要だぞ? ヘラヘラ笑ってなどいられるもんか」
・・・・・・・ヘラヘラって・・・・・
「ってか、自分で言うかな? それ」
「悪いか?」
まぁ、ピンクのナルシストよりはずっとマシだよね、うん。
「いや、別に悪いってわけじゃ・・・・・・・・・」
「それに」
「?」
「・・・お前が笑っていれば、俺は充分だ・・・・俺だけじゃない、他の奴等でもそれは同じだ。 皆お前の幸せを望んでいる」
そう言ったマグナモンの表情は、今までの中で1番、1番、
・・・・・・・・・・綺麗な、笑顔だった。
「マグナモン大好き〜」
「ッ! ・・・・こ、こら、離せ!!」
upが遅れてしまい申し訳ございません。 カミノギキリコ様からのリクでした。
カミノギキリコ様のみお持ち帰り可能です。 煮るなり焼くなりお好きにどうぞ。 背景とかもつけちゃっていいですよ。
ちょ、ちょい甘ってこんなモンでいいのでしょうか・・・・・・?;
とにかく、リクエストありがとうございました!