目が覚めたら、何だか身体に拘束感(?)が。 そして目の前が暗い・・・ってゆーか!

「な、ななななな・・・・・!!」

「んん・・・・・何だ、騒がしい」

「・・・・何しとんじゃあぁぁぁぁっ!!!」

わ、私何もされてないよな!? 服・・・も大丈夫だ着てる。

「なに人を勝手に抱きしめてんだ、コラ!!」

「いいだろ別に・・・・」

「よくねぇわっ!!」

「そのわりには、出ようとしないようだが?」

う・・・・でも力で負けてるのは明らかだし・・・・ん?

そうだよ、私は自他共に認める怪力の持ち主じゃなかったっけ(あんま嬉しくないけど

今ここで使う時が来たとは・・・・よし、せーの!








怪盗生活 2








 『ドゴッ』

「ぐはっ」

「あーーーー・・・・やっちまったぜ☆」

いや、ここはとぼけるしかないと思って。

「痛っ・・・・・やるな」

「いや、あの、今のは何と言うかもうごめんなさいでもバンナイさんが悪いんだぞっ」

でも、自分よりひとまわりくらい年上の男に勝てるとは・・・・いや、この場合年齢はあんまり関係ないな。

「まったく、とんだじゃじゃ馬に惚れちまったな」

「じゃじゃ馬とは何だ!」

・・・あれ、今ちょっと何か他に言われたような・・・気のせいか。

「それより、飯ないの? 飯」

「・・・・まだ缶詰が残ってたか?」

か、缶詰?

「何でまた、そんな・・・・」

「元々、ここはそんなに長居する場所でもないしな。 電気もガスもない」

「確かに」

「屋敷暮らしのお前にはキツいかもな」

うーん・・・・まぁ、こういう経験はないけど。

「頼りにしてるよー、バンナイさん」

「・・・・あぁ、任せときな」

さて・・・・早く変装の修行をしないと。

って、その前に缶詰か・・・・・はぁ。











 修行は数日間続いた。

「・・・・・・ま、女に変装するのはほぼ完璧と言ってもいいな」

「マジで!?」

「あぁ、俺に変装するのも大分上手くなった」

頭を撫でられた。 子供じゃないのに。

「そういや、バンナイさんは私にも変装できんの?」

「あぁ。 見てろ」

次の瞬間、私の目の前にはもう1人の私が。

「ほぇー・・・・・・すっごい」

「このまま入れ替わるってのも、面白いかもな」

・・・・それは無理かも。

「・・・・・・でもさ、」

「どうした?」

「・・・・・・・こうやって姿を変えて声も変えてバンナイさんになりきっても何か違う気がする」

自分が変装してるからかもしれないけど。

「やっぱ私じゃバンナイさんみたいにはいかないのかな・・・」

「そんなことはない。 普通なら姿を真似るだけで結構な時間がかかるところだ」

「そりゃぁ、ここにプロがいるからね」

「フン・・・・まぁ、声帯模写はまだ未熟だな。 特訓を続けるぞ」

よし、頑張るぞ!!










 「ところで、

「ん?」

「お前、もしかして変装の経験があるのか?」

「え・・・まぁ、ちょっとだけ」

声帯模写にも挑戦したことはあるけど、あんまできなかったし。

「屋敷から抜け出そうと、使用人に成りすましたことはあるんだけど、声が完璧じゃなかった上本人に出くわしちゃって」

「なるほど」

あの後勉強時間が増えたんだっけ・・・うぅ。

「それにしても、お前は教えたことをすぐに吸収しちまうな」

「そうか? 結構普通だと思うんだけど」

屋敷にいた時もそんなこと言われたような。

「普通なわけあるか。 ・・・・ま、理解が早いのはいいことだ」

その後も特訓は続いた。














 「・・・・よし、俺の変装も完璧に近いな」

マジ・・・・・ゴホン、そうか」

「あとは素が出ないようにすることだな」

・・・・・うーん、まだ長い間バンナイさんのふりしてると疲れるな。

バンナイさんが何か本みたいなのを取り出した。

本っていうか・・・ノート? 分厚いけど。

「何それ」

「見れば分かる」

あ・・・・これは、美術品とかのリストだ。

「このチェックって・・・あ、この絵この前見た」

「あぁ、盗んだものにはチェックしている」

・・・・・この中に私の名前もあったりして。

なーんてね、あはは・・・・・

「次は・・・・・これだな」

「リボンカップ?」

見たことがあるような・・・・そうだ、これは。

「グランドフェスティバルの優勝賞品だっけ」

「ほぉ、知っているとはな」

確か、今回の開催も近いはずだ。

「開催地のカイナシティに向かう豪華客船の中に、こいつが展示されるらしい」

「へぇ・・・・・」

バンナイさんが狙うくらいだから、純金製とか? それにしちゃちょっと安っぽいような・・・

「次の獲物はこいつだ。  、お前にもついてきてもらう」

「マジ!?」

「それまで特訓続き・・・と言いたいが、一足先に港町に向かうか」

バンナイさんは何やら支度を始めた。

「考えてみれば、お前も身一つでここへ来たわけだからな。 色々と必要だろ」

「バンナイさん・・・・・(ジーン」

「その派手な格好じゃ目立つしな」

それはバンナイさんにだけは言われたくないんだけど。

ま、バンナイさんは顔も知られてるだろうし(いいのか?)、もちろん変装して移動するんだろう。

「少ししたら出発する。 お前も準備をしておけよ」

「はいはい」

・・・・・そんなにすることもないけど。

まぁ仕事道具はたくさん持ってくべきだよね。 それにしてもこれ、便利だなぁ。



 「 、来い」

「え、もう?」

よーし、行きますか!

























 ついに、バンナイさんの仕事ぶりが・・・いや、それは体験済みだけど。

とにかく私もバンナイさんの役に・・・立てるといいけど。

































































うーん、こうスラスラ書けると清清しいね。
脳内がバンナイ全盛期(?)のうちにたくさん書いておこうと思います。
変装方法は企業秘密ですよ。 ってか私にもよく分からないです(ぉぃ