13.4人でいることの意味





 目の前に怪しいじーさんがいるんだが?

見てて何となくイライラしてくる(失礼

「傍らにあるのは、もしかしてモンスターボールではないかな?」

「うん、そうだよ〜」

「エライ! その若さでポケモンを持つとは見上げたもんじゃ!」

なんかますますm(以下略

「ありがとうございます」

「この歳でポケモン持つのって珍しいか?」

パール、その通りだよ。

「このヒゲニセモンみたいだ〜」

「物怖じしないその態度、ますますタダモノでない気配!」

顎髭に見えるやつ、あれヒゲだったのか?

痛がってるし。

「どれどれ! ボールの中身はどんなかな〜」

「ちょっとぉ待って・・・・・・・・・」

勝手に人のモン触るなよ!!!

私はモンスターボール持ち歩いてるからいいけど・・・・・・

カイも今ここにいるし。

「ちょいちょいちょい!」

「あー!!」

『ポン』×3・・・・・・

「お〜〜〜、す、すばらしい!」

アクセサリーつけた3匹が出てきた。

「そちらのレントラーとアブソルもなかなかのもんだ!!」

・・・・・・あのですね、この子達にはきちんと『ライカ』と『カイ』という名前がですね(ぉぃ

まぁ名前が分かった方がかえって不気味で引くけどさ。

つーか『なかなか』とか言われちゃったよ。

そんなんでコンテスト優勝できんのか;

「決定〜!! キミ達を我がポケモンだいすきクラブ名誉会員に認定します!」

「ポケモンだいすきクラブ!?」

勝手に決めんなよオイ!!

とりあえず悪い奴じゃぁないと思うけど・・・・・・・

やっぱうz(止









 今はポケモンだいすきクラブの中に入ったトコ。

「一体おじいさんは?」

「わしは当クラブでいちば〜んエライ会長でありますよ」

ちょっと長めの説明。

「コンテスト出場者ということは目指すのはポケモンの魅力の追求!! となれば我々は同志も同然!!」

テンション高ぇじーさんだな。

「だからこれをプレゼントしちゃいます!!」


会長が出したのはポフィンケース。

・・・・・・私はもう持ってるからいいや。

「あ、あの・・・・・・そもそもポフィンとは何ですか?」

きのみで作る『お菓子』なんだって。

ダイヤが『お菓子』の部分にすっげぇ反応してたよ。

『お菓子!?』ってな。







 「ではさん、特訓を始めましょう。 これは過去のコンテストの記録映像です」

「はーい」

これじゃぁどっちが教える側かわからん!!

「メインダンスはとにかく自分をアピールしろ! そんでバックの時は、メインのヤツをよく見て、呼吸を合わせるんだ。 何が起こってもメインのヤツだけを見ろ。 ただそれだけに集中するんだ、他の奴等は気にすんな」

「ハイ」

「じゃーメインダンスの練習しよっか」

パールは会長と何故かネタやってて、ダイヤは料理ハウスにこもってる。

「そこはもうちょい足あげて。 腕は左右そろえて」

そして私等もダンスの練習。

うん、いい感じ。

「ステップはもっと力強く。 そんで持ってキメはビシッと」

お嬢様とポッタイシもいい感じだよ。

「うん、上出来。 後はDVDを見ながら、細かいところに気をつけていけば大丈夫。 自分を信じてやってみな」

「ありがとうざいました。 ところでさんは?」

「うん。 ちょっと、な。 お嬢様は練習に集中して」

私はパールがいる方へ走った。

と言っても近くなんだけどな;








 「なーにネタの練習してんの?」

「しょーがねーだろ。 お嬢様とお前でダンスの練習、ダイヤは料理ハウスにこもりっきり」

ホント、ダイヤってば食い物に関してはすっげーこだわり。

「ダイヤくんがしているのは『ビジュアル』をよくするための努力じゃから1次審査対策。 お嬢ちゃんがしているのは『ダンス』をよくするための努力じゃから2次審査対策・・・・・・・・か」

「「!!」」

ということは・・・・・・・

「・・・・つまり・・・・、あとはオレが3次審査の対策を練れば、3つの準備が同時にできる・・・・!!」


「そーじゃ」

「パール、お前だけじゃない。 私もいる」

パールは何つーか、1人で抱え込むことが多いと思うんだ。

だから、私もいるって、笑って見せた。

「確かに時間はないかもしれん。 じゃがそういうときは分担すればいいんですよ。 キミ達は4人組なんじゃから

「・・・・・もしかして会長・・・・・・・・・見てたんですか? オレ達がケンカしてたところから・・・・・・・・」

「さー、どーじゃろねー」

・・・・・・・・・・絶対見てたな。

「・・・・・・・・・」

「パール」

「よし!!  、一緒に頑張るぞ!!」

「・・・・・・・あぁ!!」









 「じゃぁまず、演技プランを作ろうぜ」

「プラン?」

「あぁ」

パールがメモ帳を取り出した。

「まず、最初はこの技がいいと思うんだ。 ここで観客を引きつけて、会場の空気をつかむんだ。 そしたら・・・・・・」

まぁ、何度やっても私、この審査には慣れないんだけど・・・・・・・・・

落ち着いてやれば大丈夫!だよな?



 そうして、私達は最高のプランを完成させた。

「よしっ! あとはこれをお嬢さんに教え込むんだ!!」

「絶対、優勝できるよな?」

「当たり前だろ? 皆頑張ったんだから」










 ・・・・・・・・・そして、時は来た。

私達は、コンテスト会場まで来たのだった。








  



Created by DreamEditor