14.敵意とか妨害とか






 ・・・・・何だよこの視線はよォ。

俺が何したっつーんだ? あァ?(キレてます

「出場受付お願いします」

どうやら視線の先はお嬢様みたいだが・・・・・・・・・

(キサマ等いい加減にしやがれ。 ウゼェんだよ、消えろ)

的な視線をこっちも送ってみたら一瞬で怯みやがった。

ザマー見やがれこの野郎。

俺こーゆーのが1番ムカつくんだよ。

「俺も受付頼む」

・・・・・・・怖ぇよ;』








 昨日あれだけのブーイングがあっての今日だ。

観客たちの目はあからさまな敵意や不快さを隠そうとしない。

なのにお嬢さんそれに気おされることもなく、堂々としたもんだ。

(いや、むしろ気高さみたいなものすらにじみ出てる。 なんつーか、ホンモノの『お嬢様』みたいだ・・・・・・・)

に至っては、自分のことでもないのに睨み返してるし。

正直言って怖い・・・・・・・・


観客たちも に怯んでるし。

すごい、鋭い目付きっつーか。

そりゃ、不愉快なのはオレだって分かるけど・・・・・・・・

「・・・・・・・くっ・・・・・・・・・」


・・・・・・・・今は話しかけない方がよさそうだな。

観客も何か怯えてるし・・・・・・・・・










 ・・・・・・・なんか気分悪い。

いや、別に気持ち悪いわけじゃなくて、不愉快。

何かパールがお嬢様をじっと見てる・・・・・・・・・

そうだよな、私だってこんなに気が立ってるし、怖がるよな。

今は大分落ち着いたけど、やっぱりイライラする・・・・・・・・

会長と会う前よりもっとモヤモヤするし・・・・・・・・・んー・・・・・・

「はぁ・・・・・・・・・・・・・」

「ん、どうした 。 元気ねーぞ?」

「あぁ、何か・・・・・・・自信なくしたっていうか、よく分かんないんだけど・・・・・変な気分なんだ」

「そっか・・・・・でも、 なら大丈夫さ。 自信持てよ、な?」

・・・・・・あ、何か楽になったかも。

「ありがとう。 何か自信出てきた」

私達は、控え室の方へ歩いていった。







 「私が出場するのは初めての人向けのここですね」

「おう!」

「頑張ってな!!」

お嬢様はノーマルランクの控え室へ。

「じゃ、パール。 私もとりあえず控え室で待機してるから・・・・・ちゃんとお嬢様のコンテストは見てるよ。 コンテストの時は・・・・・応援、ヨロシクな?」

「ああ!  も頑張れよ!!」

私はマスターランクの控え室へ。

(ほえー、やっぱマスターランクはすごいやぁ・・・・・・・ミカンさんやメリッサさんまで・・・・・・・)

私はやっぱりお嬢様のことが気になって、ノーマルランクの控え室に行ってみた。






 「おじょ・・・・・・・・・!!!!」

パチリスが、お嬢様のアクセサリーをめちゃくちゃに・・・・・・・

こ、壊してねーだろーな!!?

「あっ、あの・・・・・・・・・」

でも、お嬢様達はもう会場に行っちゃった。

「どうしよう・・・・・・・・・・・・・」

私は、後ろにメリッサがいたことに気付かずに、そのまま控え室に戻ってコンテストを見ていた。






 「・・・・・・・・・・・・・」

何、あれ。

せっかく仕上げたダンスをメチャクチャにしやがってあのヤロー!!!!

妨害? 妨害なのかあれは?

・・・・・・・・・もう、3次にかけるしかないのか?





 そうこうしてる間に15分間の休憩になった。

「もー待ってらんねぇ!! 様子見に行かないと!!!」

私は控え室から飛び出した。

「お嬢様・・・・・・私知ってるよ。 妨害・・・・・されてたんだろ? ゴメンな、教えようと思ったけど・・・・・・・・・・」

さん・・・・・・・・・私・・・・・・・・」

「・・・・・・・・大丈夫。 誰も責めたりしない。 お嬢様は悪くないよ。 もっと堂々としてればいい。 まだ3次だってあるじゃん。 楽しめばいいよ。 大丈夫・・・・私達きちんと3次の対策だってしたじゃん。 だから・・・・・・・・・」

「お嬢さん!! おさらいだ!!」

後ろからパールが走ってきた。

「オレと で作った3次演技プランをもう一度・・・・・、」

「できません」

えっ!?

「私・・・・・もうできません・・・・・・・・コンテストは・・・・・棄権します」


「な・・・・・何でだよ!?」

「何か・・・・、妨害みたいなことされてるんです」

お、お嬢様・・・・だからって・・・・・・ッ!

「だからってなァ!! オレたちはあんだけ特訓・・・・・・に、付き合ったんだぞ!! それを・・・・・・・」

「とにかくできません! これ以上・・・・無理です!」

お嬢様・・・・・・よっぽどこたえてるな・・・・・・・・妨害。

私だったら見返すけどさ。 お嬢様は、何て言うか・・・・・・お嬢様らしくないよ。

いつものお嬢様なら、負けず嫌いで・・・・・・・・

・・・・・・・』

「く・・・・・・・・・勝手にしろ!!」

「パール!!」

パール・・・・どこ行くんだよッ!!?

「お嬢様・・・・私はパールと話してくる。 コンテストはちゃんと見てるから安心しろ。 ただ・・・・・・・・棄権はしないで欲しい。 棄権したらコンテストとして負けだ。 最後まで・・・・・楽しめ」

私はパールを追いかけた。











 「くっ・・・・・何でだよ・・・・・・・・」

「パール・・・・・・・大丈夫?」

「・・・あぁ、 か・・・・・・・・」

「どうしたんだよ。 パール・・・・・・・・」

パールまでパールらしくない。

でも、やっぱりお嬢様の気持ちは大切にするべきだと思う・・・・ケドッ!!

やっぱり棄権はして欲しくない。

・・・・オレ・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・知ってるよ」

「え?」

「パールがあんなこと本気で言うハズないだろ?」










 私は、ちゃんと知ってるから。






  


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