・・・・・何だよこの視線はよォ。
俺が何したっつーんだ? あァ?(キレてます
「出場受付お願いします」
どうやら視線の先はお嬢様みたいだが・・・・・・・・・
(キサマ等いい加減にしやがれ。 ウゼェんだよ、消えろ)
的な視線をこっちも送ってみたら一瞬で怯みやがった。
ザマー見やがれこの野郎。
俺こーゆーのが1番ムカつくんだよ。
「俺も受付頼む」
『
・・・・・・・怖ぇよ;』
昨日あれだけのブーイングがあっての今日だ。
観客たちの目はあからさまな敵意や不快さを隠そうとしない。
なのにお嬢さんそれに気おされることもなく、堂々としたもんだ。
(いや、むしろ気高さみたいなものすらにじみ出てる。 なんつーか、ホンモノの『お嬢様』みたいだ・・・・・・・)
に至っては、自分のことでもないのに睨み返してるし。
正直言って怖い・・・・・・・・
観客たちも
に怯んでるし。
すごい、鋭い目付きっつーか。
そりゃ、不愉快なのはオレだって分かるけど・・・・・・・・
「・・・・・・・くっ・・・・・・・・・」
・・・・・・・・今は話しかけない方がよさそうだな。
観客も何か怯えてるし・・・・・・・・・
・・・・・・・なんか気分悪い。
いや、別に気持ち悪いわけじゃなくて、不愉快。
何かパールがお嬢様をじっと見てる・・・・・・・・・
そうだよな、私だってこんなに気が立ってるし、怖がるよな。
今は大分落ち着いたけど、やっぱりイライラする・・・・・・・・
会長と会う前よりもっとモヤモヤするし・・・・・・・・・んー・・・・・・
「はぁ・・・・・・・・・・・・・」
「ん、どうした
。 元気ねーぞ?」
「あぁ、何か・・・・・・・自信なくしたっていうか、よく分かんないんだけど・・・・・変な気分なんだ」
「そっか・・・・・でも、
なら大丈夫さ。 自信持てよ、な?」
・・・・・・あ、何か楽になったかも。
「ありがとう。 何か自信出てきた」
私達は、控え室の方へ歩いていった。
「私が出場するのは初めての人向けのここですね」
「おう!」
「頑張ってな!!」
お嬢様はノーマルランクの控え室へ。
「じゃ、パール。 私もとりあえず控え室で待機してるから・・・・・ちゃんとお嬢様のコンテストは見てるよ。 コンテストの時は・・・・・応援、ヨロシクな?」
「ああ!
も頑張れよ!!」
私はマスターランクの控え室へ。
(ほえー、やっぱマスターランクはすごいやぁ・・・・・・・ミカンさんやメリッサさんまで・・・・・・・)
私はやっぱりお嬢様のことが気になって、ノーマルランクの控え室に行ってみた。
「おじょ・・・・・・・・・!!!!」
パチリスが、お嬢様のアクセサリーをめちゃくちゃに・・・・・・・
こ、壊してねーだろーな!!?
「あっ、あの・・・・・・・・・」
でも、お嬢様達はもう会場に行っちゃった。
「どうしよう・・・・・・・・・・・・・」
私は、後ろにメリッサがいたことに気付かずに、そのまま控え室に戻ってコンテストを見ていた。
「・・・・・・・・・・・・・」
何、あれ。
せっかく仕上げたダンスをメチャクチャにしやがってあのヤロー!!!!
妨害? 妨害なのかあれは?
・・・・・・・・・もう、3次にかけるしかないのか?
そうこうしてる間に15分間の休憩になった。
「もー待ってらんねぇ!! 様子見に行かないと!!!」
私は控え室から飛び出した。
「お嬢様・・・・・・私知ってるよ。 妨害・・・・・されてたんだろ? ゴメンな、教えようと思ったけど・・・・・・・・・・」
「
さん・・・・・・・・・私・・・・・・・・」
「・・・・・・・・大丈夫。 誰も責めたりしない。 お嬢様は悪くないよ。 もっと堂々としてればいい。 まだ3次だってあるじゃん。 楽しめばいいよ。 大丈夫・・・・私達きちんと3次の対策だってしたじゃん。 だから・・・・・・・・・」
「お嬢さん!! おさらいだ!!」
後ろからパールが走ってきた。
「オレと
で作った3次演技プランをもう一度・・・・・、」
「できません」
えっ!?
「私・・・・・もうできません・・・・・・・・コンテストは・・・・・棄権します」
「な・・・・・何でだよ!?」
「何か・・・・、妨害みたいなことされてるんです」
お、お嬢様・・・・だからって・・・・・・ッ!
「だからってなァ!! オレたちはあんだけ特訓・・・・・・に、付き合ったんだぞ!! それを・・・・・・・」
「とにかくできません! これ以上・・・・無理です!」
お嬢様・・・・・・よっぽどこたえてるな・・・・・・・・妨害。
私だったら見返すけどさ。 お嬢様は、何て言うか・・・・・・お嬢様らしくないよ。
いつものお嬢様なら、負けず嫌いで・・・・・・・・
『
・・・・・・・』
「く・・・・・・・・・勝手にしろ!!」
「パール!!」
パール・・・・どこ行くんだよッ!!?
「お嬢様・・・・私はパールと話してくる。 コンテストはちゃんと見てるから安心しろ。 ただ・・・・・・・・棄権はしないで欲しい。 棄権したらコンテストとして負けだ。 最後まで・・・・・楽しめ」
私はパールを追いかけた。
「くっ・・・・・何でだよ・・・・・・・・」
「パール・・・・・・・大丈夫?」
「・・・あぁ、
か・・・・・・・・」
「どうしたんだよ。 パール・・・・・・・・」
パールまでパールらしくない。
でも、やっぱりお嬢様の気持ちは大切にするべきだと思う・・・・ケドッ!!
やっぱり棄権はして欲しくない。
「
・・・・オレ・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・知ってるよ」
「え?」
「パールがあんなこと本気で言うハズないだろ?」
私は、ちゃんと知ってるから。