15.それぞれのコンテスト







 「私ちゃんと知ってるから。 一緒にいた時間は短かったし・・・・・・こんなこと言えるかどうかは知らないけど」

「・・・・・・・ ?」

「大丈夫。 お嬢様は棄権なんかしないよ」

ちゃんと信じてるから、さ。

「パールの性格、私、ダイヤほどじゃないけど、よく知ってるつもりだよ。 ついカッとなってあんなこと言っちゃったんだろうけど・・・・・・お嬢様だって本気じゃないって分かってる」

・・・・・・・悪い」

「何が悪いんだ? 私は、その・・・パールに元気になってほしかっただけだ」

何気に恥ずかしいこと言ってませんか私。

「パールはいつも一生懸命だから。 だからあんなこと言ったんだよな・・・・・・でも、パールのその一生懸命で、意思が硬いトコ・・・・・・私は好きだから」

『・・・・・・ 、そろそろ始まるぜ』

「あ、そだね。 パール、そろそろ休憩時間は終わりだよ・・・・・見に行ってやって」

「・・・・・・あぁ、ありがとな」

私が控え室に戻ろうとしたそのとき。

!!」

「ん?」

「・・・・ って・・・・・・・・優しいんだな!」

「・・・・・・・・・・・・ありがと」

私も控え室に走って戻っていった。



 『 〜、お前何気にあいつのこと好きって言ったよな』

「へ?」

『覚えてねーならいいか。 ほら、始まるぜ』

・・・・・・・・・そういやそんなこと言ったような・・・・・・・・・・・・

「・・・・・・・・お嬢様、いた!!」

・・・・・・すごい。

“あわ”、そして“メタルクロー”。

先頭に出てきて“れいとうビーム”、最後に“つつく”・・・・・・・・

ゲームはターン制だったけど、かなり違うな・・・・・・・見てて楽しい。

そして、お嬢様もすっごく楽しそうに演技してる。

観客もすっかりお嬢様の味方だ。

かっこよさからは何か外れてるような気もするけど・・・・・・それもテクだよな、うん。

『結果発表ーーーーーッ!!』

ゲームと同じようにメーターが上がってく。

お嬢様は4番目。

そして・・・・・結果は・・・・・・・・・・



1位!!!!!!









 『昨日の大ブーイングから一転、この大歓声!! 最後は全ての観客を味方につけました!!』


ホント、うらやましいくらいの大歓声。

「さて・・・・・・・・・・・・・次は私の番だな」

『そうだな』

「行こう、ライカ。 カイはちょっと待っててな」

カイをボールに入れて、深呼吸を1つ。

うん、出場者の中で私が一番小さいみたいだ。

でも、負けないから!!






 「お嬢様、おめでとう」

モニターで授与式を見ながら私は呟いた。

ギリギリまで見てた。

ダイパコンビを連れてきて、お嬢様は3人でリボンを受け取った。

「さてと、行こうか」

やっぱりマスターランクは歓声がすごい。

ま、メリッサもいるし・・・・・・・

『さぁ、マスターランクと言えば、魅惑のソウルフルダンサーこの人の登場です』

そ、フワライドのこの人。

「そう、アターシのポケモンは・・・・・・・・クールで、キュートでジーニアスでパワフル、そして!! ビューティー、デース!!

・・・・・・・・これ、うつくしさ部門じゃないよな?

「シカーシ!!」

『カーン!!』

カスタネットの音だ。

「この会場にたった今、ビューティーじゃない心の人たちが来マシタ!!」

フワライドが飛んだ先は・・・・・・・・2人の金持ちそうなオバサン。

そういや、こいつら他の出場者と話してたような・・・・・・・

「「ひ〜〜〜」」

「アターシみんな見てましたのヨ」

いい気味☆

『それでは1次審査を始めます!!』

テーマは『きらびやかなもの』だって。

それならいつもので大丈夫!!

キラキラパウダー、メラメラほのお、この辺にきらきらストーン、それから・・・・・・・

ちなみにコンディションは万全!

ふしぎなほのおもいるかな・・・・・・でもキラキラと被るかも・・・・・・

よし、ここはきれいなしずくとゆきのけっしょうだ!!

あとは・・・・・はなうたおんぷかな。

耳のとこにゆきのけっしょうつけて・・・・・・しずくは・・・・・っと。

あ、ミラーボールもほしいかも!

・・・・・・・・・・・・・これ、どうやってつけるんだろう。

いいや、これはパス。

とかやってるうちに制限時間終了。

んー、やっぱメリッサは強敵だな・・・・・

でもま、大丈夫だろ。






 『2次審査!! ダンス!!』

っしゃ、来た!!

あ、でもメリッサってダンサーなんだっけ・・・・・・・・・

やっぱ強敵;

でも何とか一番の大歓声をGET!!

さてさて、休憩の後からが本番だよな。

ダンスで疲れたから、ゆっくりしよう。


!」

「あ、パール・・・・・・・・」

〜」

さん、私感動しました!!」

あはは、感動するのは最後でいいよ。

「どうだった?」

「1次も2次も最高だったぜ!!」


「ん・・・・・・・・でも3次が一番心配なんだよなぁ・・・・・・・・・」

ならできるよ〜」

「えぇ」

・・・・何か自信ついた!!

「お嬢様、授与式出れなくてゴメンな。 でもちゃんと見てたよ!! おめでとう」

「ありがとうございます」

「そうそう、お嬢様、妨害されてただろ? 出場者にそう命令してたオバサン2人、メリッサさんがマスターランクの会場から追い出してたよ」

「そうですか・・・・・・・・」

あの時はホントいい気味だったな。

「そういえば、 ってこの後もコンテスト出るんだよね?」

「あぁ。 うつくしさでウルトラだけど」

「じゃ、そっちも頑張ってね〜」

うん、頑張るよ。

「彼は私を励ましてくださったんですよ、クリームパイも美味しかったです」

「え、何のことだ?」

お嬢様の話によると、ダイヤは楽しそうにやってれば、とか、そーゆーことを教えてくれたんだって。

「きっと美味しいんだろうなぁ、ダイヤの作った料理は。 今度一緒に何か作ろうな!」

「うん!」

「あ、そろそろ休憩終わりかな。 じゃ、私頑張るから!!」

「おう!」






 そんじゃ、行ってきまーす!!






  



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