25.明かされた真実






 えーっと、どうなってるんだろう。

うん、私にもさすがにこの展開は予想外だ。

まずあれからミオに来て、お嬢様が声を聞いたとかで、ここまで来て・・・・

そしたらベルリッツ博士とナナカマド博士が捕まってて、しかもそこにトウガンさんがいて・・・・・・!


もう、わけ分かんない!!

・・・・・・でも、ここでやっぱ・・・・バレるんだよな、ホントのこと。

旅行券と依頼書が、入れ替わった。


ダイヤとパール、ついでに私も、本物の護衛じゃないってことが。

・・・・・じゃなくて、今は誤解を解かなきゃいけないんだよな!

もうトウガンさんが犯人って皆思ってるよ・・・・!


「お父さまを・・・・放しなさいっ!!!」


・・・・2匹同時KO!?

ポニータ強ぇ! お嬢様怖ぇ!


で、でも・・・・止めなきゃ!

「す、ストーーーーーップ!!!」


『・・・・・・・・・(し〜ん)』






 「ほら、どっちもバトルやめたやめた!」

・・・何やって・・・・・・!」


「・・・お嬢様、まずこの人は味方だと思う。 で、トウガンさん・・・・彼女はジムの挑戦者、ということでいいですか」

・・・うーん、こういう役って緊張するー。

「・・・・・彼女の言っていることが本当なのなら、私はきみの味方だよ」


「!!?」

「この状況で急には信じられないと思うが・・・・私がこのミオシティジムで管理し、授ける、マインバッジだ!」


あ、そういやさっき倒してたね。

「私はミオシティジムリーダー、トウガンだ! よく確かめもせずバトルをしかけて悪かった」

・・・・どうやら、トウガンさんのタテトプスも、お嬢様のマフラーのバッジに気付いてたらしい。

なかなか懐かないから連れてるんだって。

「あ、あの・・・本当なのですね?」

待て、お嬢さん。 一言ぐらい謝罪の言葉はないのか。

「だとしたらどういうことなのでしょう? なぜジムリーダーであるあなたによって父とナナカマド博士が・・・・・」


「・・・・なぁ 、どうして分かったんだ?」

「え、あぁ。 顔を知ってるから・・・・・か?」

それより、どういうことなのか話は聞いておかなければ。







 ・・・・・・トウガンさんの話によると、半年前から怪しい一団(ギンガ団)が出入りしてて、ヒョウタと一緒に調べたこともあったらしい。

で、数日前、ギンガ団の男とベルリッツ博士を目撃して・・・・・

お金の受け取りとか何とか。 ギンガ爆弾ってのが完成するとか・・・・・

そこにトウガンさんが入ってきたんだけど、そこにまたナナカマド博士が出てきて、博士2人はこの謎の箱(檻みたいだ)に閉じ込められて残ってた、らしい。

トウガンさんはそれを持ち帰って文献で調べてた、ってことだ。

「・・・でも、お嬢様はここまで声を聞いてきたんだよな?」

「ええ断じて聞き違いではありません!」

「確かに近くまでくると声が聞こえるね〜」

時間と共に遮断力を下げているのだろうか。

プラチナ・・・・聞こえるか?』


・・・・・え、ちょ、待ったァァァァ!!


今プラチナって言った! 言ったよね!?


・・・・・ってことは、次回作はプラチナっていうんだな。

うーん、プレイしたい・・・・・じゃなくて!!

『お前がさらわれたと知った時は、目の前が真っ暗になったよ』

・・・・・・・・!!
 矛盾・・・・・っていうのかな、こういうの。

いや、違う。 食い違い・・・・話が見えてこない、って。

ベルリッツ博士は、プラチナお嬢様が酷い仕打ちを受けていたと思ってて。

でもプラチナお嬢様は、今まで私達に守られて旅を続けていて・・・・・・・

『その3人の子供は誰だい・・・・!? き、君は・・・確か・・・・!


え、ナンデスカ!? 私デスカ!?


『あの写真に写っていた・・・・・』

「写真・・・・何のことですか」

『・・・・いや、今はそれよりも』


・・・・・私達が、何者なんだってことなんだろうな。

「・・・・お嬢さん!! 聞いてくれ!! オレ達・・・・本物の護衛じゃない!!」

「・・・・・・・え?」

・・・・ついにこの時が、来ちゃったんだね。

「・・・・お嬢様。 それからベルリッツ博士も・・・・聞いてください。 私達は、専門の訓練などこれっぽっちも受けていない。 本物の護衛は・・・」

・・・・始末、されたんだろう。 さっき博士が言ってた。

「でもお嬢様、信じて・・・・私も、ダイヤも、パールも・・・・」


「そうだ、オレ達・・・・旅のゴールまでお嬢さんを守る!! ・・・・・・と誓った気持ちだけは本物だ!!」


・・・・・・伝わった、のか?

「えっと、あー、んー、ええと・・・・・うー・・・・」


「お嬢様・・・・混乱して・・・・・・る?」

「・・・お父様とナナカマド博士が無事だった喜びと、今うかがった・・・よく分からないのですが・・・多分、真実? いろいろなショックで私・・・頭がどうかなりそうです」


・・・・そりゃ、そうだろうな。 あぁそうだったんですかで済む話じゃない。

ずっと信じてきたことが、否定されたんだもんな・・・・・

「でも、何よりショックだったのは・・・・つまり・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「その真実を、あなた達は知っていて、私だけが知らなかった・・・・・信頼していたあなた達が・・・・・ウソつきだということです」


『ダッ』

「お、おいっ、待てよ!!」


・・・・・お嬢様・・・・・・・!!





 「・・・・追わなきゃ」


ひとつ、言いたいことがある。


 






  


Created by DreamEditor