「レモネード、知ってるか?」
「あ?」
「七夕の伝説だよ」
は笑いながら言った。
「あぁ、あのくだんねぇ伝説か」
「くだんねぇとは何だ」
はまた空を眺め始めた。
年に一度
「大体あんなの自業自得だろ?」
「ま、そうなんだけどな」
2人は手をつなぎながら、一緒に夜空を見上げた。
「オレ達はいつも一緒だからいいだろ?」
「確かに、もし私が織姫だったら無理にでも彦星に会いに行く」
それを聞いてレモネードは不機嫌そうな顔になった。
「オレじゃねーのか?」
「彦星はレモネードだろ?」
レモネードは、とつないでいた手を離した。
は驚いてレモネードを探そうとした。
「レモッ・・・・・・!!」
気付いたときには、はレモネードに抱き締められていた。
「レモ・・・ネード・・・・?」
「悪ぃ、驚かせちまって」
夏とはいえ、まだ肌寒い夜の中、レモネードの体温がに伝わってくる。
「すごく・・・不安だった・・・・・・・こんな暗い場所で・・・・」
がレモネードの服を掴んだ。
「・・・・・・・・なぁ、だったらこっちの伝説・・・かは知らねーけど、どうだ?」
「?」
「七夕笹に短冊引っ下げりゃ願いが叶うっつー話」
「あぁ・・・・それか」
はレモネードの顔を見上げた。
「確かお前の部屋に笹あったよな」
「あぁ」
「七夕はまだ残ってるんだ、行こうぜ」
「あぁ!」
2人は夜空の下を走っていった。
「のことだから短冊だって用意してんだろ?」
「当たり」
既にの手には、何枚かの綺麗な短冊が。
「1枚でいいだろ、どれにするんだ?」
「え、あ、ーっと・・・・・」
2人が選んだのは、青い短冊だった。
「何て書くんだ?」
「バカ、決まってるだろ」
「いや、レモネードのことだから『2人で最強になる!』とか書くと思ってさ」
「それよりも、大切なことがあるだろ」
「分かってる」
公姫は、綺麗な字で、短冊にこう書いた。
『ずっと一緒にいられますように
―あの美しい天の川でさえ、私達の間を遮らないで
&レモネード』
この短冊を、とレモネードは2人で吊るした。
「文字だとああいう言葉が書けるんだな」
「はは、実際に喋るとあぁいう風にはいかねーなぁ」
の部屋の大きな窓から、2人は星空を見た。
「ちゃんと、2人会えたのかな」
どうやらこの2人は、年に一度の再会なんて無理みたいです。
暗闇で、一瞬でも離れたくないから。
1本目はレモ夢! 短いですねぇ。。。
こんな感じのが後にも続きますよ、多分。